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Perpetual DEX(分散型無期限先物取引所)のPopDEXが、現在実施しているClosed Betaの次のステージに向け、次回のリワード配布を計画している。
PopDEXは「Trader-First」をコンセプトに掲げるPerp DEXで、現在は招待コードを持つユーザーのみが参加できるClosed Betaを実施している。
今回、Bitget WalletとのAMAにおいて、PopDEX Growth ManagerのEmi氏が、リワード配布をはじめ、今後予定されているアプリリリース、Open Beta、USDC対応、Value Returnシステムなどについて紹介した。
なかでもユーザーにとって注目したいのが、次回の貢献者へのリワード配布と、現在のClosedBeta期間における活動だ。
PopDEX、リワード配布を計画
PopDEXでは現在、次のリワード配布計画をしている。
実施時期については、年内のClosed Betaが最終段階に差し掛かるタイミングを予定しており、前回を上回る賞金プールが用意される予定だ。
PopDEXはすでに、Testnet AlphaおよびClosed Betaの初期参加者を対象として、USDTによるリワード配布を現時点で2回実施している。
対象となったのは、単に早く登録したユーザーだけではない。
実際にPopDEXで取引を行ったトレーダーや、一定の取引高を生み出したユーザー、さらにバグや機能、UI・UXなどについてフィードバックを提供し、初期段階からプロダクト改善に貢献した参加者などに還元が行われた。
これは、PopDEXが掲げる「100% Value Return」という考え方を象徴する取り組みの一つでもある。
次回リワード配布に向け、今から何をすればいい?
現時点では、次回のリワード配布の具体的な対象条件や報酬計算方法などの詳細は発表されていない。
そのため、「○○をすれば必ずリワード配布を獲得できる」という段階ではない点には注意が必要だ。
現在のPopDEXはClosed Betaのため、参加するには招待コードが必要となる。
PopDEXから招待コードを受け取っている既存ユーザーについては、自身の招待コードを作成できる機能も期間限定で開放されている。紹介によるコミッション率は20%で、その一部を招待されたユーザー側へ分配する設定も可能だ。
今回のBitget WalletとのAMAに関連して、参加を希望するユーザーはBitget WalletまたはPopDEXへXのDMで直接問い合わせることで、招待コードについて獲得可能か確認できる。リワード配布を目的として参加する場合でも、条件が未発表である以上、過度な取引を行うのではなく、今後の公式発表を確認しながら参加することが重要だ。
PopDEXとは?
PopDEXは、「Trader-First(トレーダーファースト)」をコンセプトとするPerpetual DEXだ。すでにForesight Venturesから3,000万ドルの出資を受けている。
目指しているのは、短期的なインセンティブだけで取引高を集めるDEXではなく、プロトレーダーを含むユーザーが継続的に取引したいと思える環境を構築することだという。
その中核となる考え方が、前述した「100% Value Return」だ。
これは、プラットフォームによって生み出された価値を、実際にその価値を生み出したエコシステム参加者へ還元していくという考え方である。
対象として想定されるエコシステム参加者には、トレーダーだけでなく、流動性プロバイダー、マーケットメーカー、パートナー、コミュニティ、KOLなども含まれる。
PopDEXでは今後、このValue Returnを具体化する還元システムについて発表する予定としている。
PopDEXが考える現在のPerp DEXの課題
現在、多くのPerp DEXでは、サービス立ち上げ時にポイントプログラムや将来的なトークンへの期待をインセンティブとして活用し、ユーザーや流動性を集めるモデルが採用されている。
一方で、TGE後もトレーダーに継続してプラットフォームを利用してもらうためには、こうした短期的なインセンティブだけに依存しない仕組みが必要になる。
また、プロトコルが生み出した収益を使って自社トークンを買い戻す「Buy Back」も、トークン価値を支える手段として多くのプロジェクトで採用されている。しかし収益を継続的にトークンの買い戻しに充てるだけでは、長期的なプラットフォームの成長や持続可能性という点で課題が残ると考えている。
特にプロトレーダーにとって重要なのは、ポイントやトークン報酬だけではない。板の厚さをはじめ、取引速度、手数料、資本効率、システムの安定性、リスク管理など、日常的な取引環境そのものが、プラットフォームを継続して利用する理由になる。
そのためPopDEXが目指しているのが、「実際に価値を生み出した参加者に、プラットフォームが生み出した価値を還元する」というモデルだ。
PopDEXの3つの特徴
PopDEXが特に重視しているポイントは、大きく3つに分けられる。
1.Trader-FirstのValue Return Model
1つ目が、Trader-Firstを前提としたValue Return Modelだ。
トレーダー、流動性プロバイダー、パートナーなど、PopDEXの成長に実際に貢献した参加者へ価値を還元する仕組みを構築している。
すでに実施された特典配布では、初期トレーダーなどにUSDTでの還元が行われた。今後は、より体系化されたValue Returnシステムの導入が予定されている。
2.プロトレーダーを想定した取引環境
2つ目は、プロフェッショナルレベルの取引体験だ。
PopDEXはDEXでありながら、CEXに近い取引体験を目指している。
取引基盤については、最大20万TPSの処理能力や約200ミリ秒のLatencyなど、高速な取引環境を特徴としている。
また、日本を含む一般ユーザーにとって重要になりそうなのがスマートフォンアプリだ。
PopDEXではアプリのリリースを予定しており、DEXだから使いにくいという体験ではなく、CEX・DEXを意識せず利用できるような操作性を目指している。
3.Unified AccountとMulti-Assetへの拡大
3つ目がUnified Account(統合アカウント)だ。
PopDEXはCryptoだけでなく、RWAを含めた複数のアセットクラスを、一つのプラットフォーム上で取引できる環境を目指している。
Closed Betaの現段階でも、暗号資産に加えて、
- S&P 500
- NASDAQ 100
- 金
- 銀
- 原油
などのRWA関連市場が導入されている。
今後はSpotやMargin、RWA Spotなどへの拡張も視野に入れている。
将来的には「Cryptoから株式市場、金などへ」といった形で、異なる市場への投資・取引を一つのアカウントから行えるプラットフォームを目指す。
今後のPopDEXロードマップ
リワード配布以外にも、PopDEXではClosed Betaから次のフェーズに向けて複数のアップデートを計画している。
特に注目されるのは、Open Betaへの移行だ。
Open Betaでは現在必要となっている招待コードが不要になり、一般ユーザーもPopDEXのメインネットへアクセスできるようになる予定だ。
このほか、今後予定されている主なアップデートには、以下がある。
- 招待システムの拡充
Closed Beta参加者が自身の招待コードを作成可能。Referral Commissionの一部を招待ユーザーへ還元する設定にも対応する。 - 次回のリワード配布
Closed Betaの最終段階に向けて計画中。 - Open Beta
招待コードなしでPopDEXを利用できるフェーズへの移行を予定。 - USDC対応
現在のUSDTに加え、USDCを証拠金として利用できる環境を予定。 - スマートフォンアプリ
モバイルからより簡単にPopDEXを利用できるアプリをリリース予定。 - Value Returnシステム
PopDEXへの実際の貢献に応じて価値を還元する仕組みを構築中
なお、ロードマップやリリース時期については、開発状況などによって変更される可能性があるため、最新情報はPopDEXの公式発表を確認したい。
- PopDEX公式 X(Twitter):https://x.com/popdex_
- PopDEX日本コミュニティ X(Twitter):https://x.com/popdex_JP
Bitget Walletとの連携も予定
PopDEXとBitget Walletの連携も進められている。
現在共有されている内容の一つが、PopDEXのPerpetual取引をBitget Wallet側へ統合する計画だ。
また、Bitget WalletからPopDEXへ資産を移動する際のUX改善も予定されている。
従来、USDTを送金する際には、利用するチェーンによってGas用のETHを別途保有する必要があったが、これをよりCEXに近いシンプルな入金体験へ改善することを目指している。
PopDEXのセキュリティ対策は?
DEXを利用するうえで、リワード配布や取引条件と同じくらい確認しておきたいのがセキュリティだ。
PopDEXでは、「資産」「価格」「取引・清算」という3つのレイヤーから安全性を高める設計を進めている。
まずユーザー資産については、スマートコントラクトの内部・外部監査を実施。特にクロスチェーンで資産を移動させるBridgeについては、第三者による監査レポートも公開している。
秘密鍵の侵害などに備えてMulti-Sigを採用し、異常が検知された場合にはBridgeをロックする仕組みも設けている。
2つ目がOracleと価格の安全性だ。
Oracleとは、DEXに市場価格を届ける仕組みのこと。誤った価格が取り込まれると清算などに影響するため、PopDEXではMark PriceとIndex Priceの乖離などを監視する複数レイヤーの対策を採用している。
そして3つ目が取引・清算システムだ。
急激な相場変動が発生した場合でも、Liquidation(清算)やADL(自動デレバレッジ)などが適切な順序で処理されるよう設計されている。
PopDEXは「リワード配布後」もトレーダーが残るDEXを目指す
今回のAMAで特に印象的なのは、PopDEXがリワード配布そのものをゴールとして考えていない点だ。
Perp DEXでは、ポイントや将来的なトークンへの期待によって短期間でユーザーや流動性が急増するケースも珍しくない。
しかし、重要なのはインセンティブ終了後もトレーダーが取引を続ける理由を作れるかという点にある。
PopDEXは、プロトレーダーが継続的に利用できる取引環境、Unified Accountによる資本効率、Multi-Assetへの展開、そして100% Value Returnを組み合わせることで、この課題に取り組もうとしている。
現在はまだClosed Betaの段階だからこそ、初期ユーザーの取引やフィードバックがプロダクトそのものに影響を与えやすい時期でもある。一緒にプロダクトを作っていくことができる段階なのだ。
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