暗号資産市場では、足元で活発な値動きが続いている。ビットコイン(
BTC)は8月後半に急伸し、7万ドル台まで価格水準を切り上げた。6月後半から8月中旬にかけて6万ドル台を中心に推移していたが、直近では上昇基調が強まっている。

こうしたなか、分散型予測市場ポリマーケットでは、ビットコインが8月中にどの価格帯へ到達するかを巡り、市場参加者の見方に違いが表れている。
8万ドルへの上昇と7万5,000ドルへの反落、双方を織り込む
ポリマーケット上では執筆時点で、ビットコインが8月中に8万ドルへ到達する予測が63%となっている。一方、8万2,500ドルへの到達予測は37%、10万ドルは1%にとどまる。
また、現在の価格水準を下回る7万5,000ドルまで下落する予測は63%となっており、上昇だけでなく下方向への値動きも織り込まれている状況だ。
足元では上昇基調が強まっているものの、予測市場では一方向への値動きに見方が偏っているわけではない。市場参加者はさらなる上昇を見込みながらも、短期的な反落も想定していると捉えられる。
過去24時間の清算は約630億円、ロングがショート上回る
暗号資産市場の値動きが大きくなるなか、デリバティブ市場でもまとまった規模の清算が発生している。
コイングラスの執筆時点のデータによると、過去24時間に暗号資産市場全体で8万3,665人が清算。清算総額は3億9,670万ドル(約630億円)に達した。

清算の内訳はロングが2億2,496万ドル(約357億円)、ショートが1億7,174万ドル(約273億円)で、ロングの清算額がショートを上回っている状況だ。
直近4時間に限ると清算総額は3,027万ドル(約48億円)で、このうちロングが2,283万ドル(約36億円)、ショートが745万ドル(約12億円)となっている。ロングが全体の約75%を占めており、足元では買い方の清算が目立つ。
ポリマーケットの予測と清算データを合わせると、市場では上値を試す期待が残る一方、短期的な方向感を見極めにくい状況が続いていると考えられる。予測確率の変化と実際の値動きとの乖離が、今後の市場心理を探るうえでひとつの焦点となりそうだ。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.7円)




