【今週の暗号資産まとめ】米国の制度整備が一気に前進──国内は絞り込みへ

週刊仮想通貨レポート|米金利に振られるビットコイン、AIデータ・DeFi・ステーブルコインに資金
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
JinaCoin編集部
3 Min Read
Highlights
  • 今週は米国の制度整備が集中。銀行免許、指数採用、規制当局への届出が相次いだ
  • 国内は逆に絞り込みの動き。取扱銘柄の廃止と、保有暗号資産のビットコイン集約が進んだ
  • 相場は8月の強さを引き継ぎ、ビットコインは一時8万2,000ドル台まで上昇した

2026年8月31日から9月5日までの1週間で、JinaCoinが報じた暗号資産(仮想通貨)ニュースを振り返る。

今週を貫いたのは、米国の制度整備である。これまでオフショアや規制の周縁で動いていたサービスが、次々と正規の枠組みへ入ろうとする動きが重なった。国内では対照的に、取扱銘柄や保有資産を絞り込む判断が続いている。

米国の制度整備が一気に前進

レボリュート、米銀行免許で条件付き承認──暗号資産を扱うフルバンクへ
英フィンテック大手レボリュートが、米通貨監督庁(OCC)から国法銀行免許の条件付き承認を取得した。全承認を得れば、FDIC保険付き預金や融資に加え、ステーブルコインと暗号資産へのアクセスを自社の銀行から直接提供できる。暗号資産企業の多くが取得する信託銀行免許とは異なり、預金と融資を扱えるフルバンクである点が特徴だ。

ハイパーリキッドが米国参入へ──クラーケン親会社と協議=ブルームバーグ
分散型取引所ハイパーリキッドが、クラーケンの親会社ペイワードを通じた米国参入を協議していると報じられた。傘下のビットノミアルを通じ、登録済みの米国ユーザーに一部のパーペチュアル契約を提供する構想とされる。CFTC(米商品先物取引委員会)の承認は得られていない。

ハイパーリキッド、ナスダック系指数に採用──ETF組入比率は3.4%
運用会社ハッシュデックスが、ナスダック上場ETF「NCIQ」にHYPEを組み入れた。組入比率は3.4%で、9銘柄中5位。規制対象の商品を通じた資金流入経路が新たに加わった。HYPEはこの週、87ドル台まで上昇している。

国内は「絞り込み」の週

BNBやPEPE・APTなど9銘柄が上場廃止へ──BITPOINTとSBI VCが発表
BITPOINTが6銘柄、SBI VCトレードのVCTRADEが3銘柄の取扱いを、10月28日に廃止すると発表した。対象にはBNB、TRUMP、PEPE、APT、ETCといった知名度の高い銘柄が並ぶ。両サービスは12月末をめどに統合される予定で、その前段の整理にあたる。

リミックスポイント、アルトコイン4銘柄を全売却──保有はビットコインのみに
東証上場のリミックスポイントが、保有していたアルトコイン4銘柄を9月1日付で全売却した。売却価額は8億7,881万円、売却益は1億1,777万円。保有暗号資産はビットコインのみとなり、ポートフォリオの集約が完了した。

世界21金融機関がステーブルコイン新会社──三菱UFJがアジアで唯一参加
世界の主要21金融機関がステーブルコインの共同発行会社を設立する。日本からは三菱UFJフィナンシャル・グループが参加し、アジアからは唯一の顔ぶれとなった。

相場は8月の強さを引き継ぐ

ビットコイン、8月は+24.82%の月次リターンに──過去14年で3番目
8月のビットコインは月次で24.82%上昇し、過去14年の8月としては3番目の成績となった。7万ドル後半まで水準を切り上げ、9月相場へ勢いを引き継いだ。

トム・リー氏「BTC15万ドル目標は取り下げていない」──焦点は9月FOMC
ファンドストラットのトム・リー氏が、15万ドルの目標を維持していると表明した。ただしこの見立ては金利据え置きを前提としており、9月15日のFOMCが最初の関門になる。

米ビットマイン、65週連続でイーサリアム追加購入──保有総額は2.4兆円規模
ビットマインのETH保有量が590万1,112ETHに達した。総供給量の4.9%にあたり、目標とする5%の98%まで到達している。2025年6月末の財務戦略開始から65週連続の買い増しとなった。

そのほかの注目

ハイパーリキッドHIP-3、取引高79%増の32兆円──1社がシェア95%を占有
第三者がパーペチュアル市場を展開できるHIP-3の取引高が急増した。ただしシェアの95%をTrade[XYZ]の1社が占めており、集中度の高さが際立つ。

価格63%下落でもXRPは引き出されていた──バイナンスから5億枚
XRPが年初から大幅に下落するなかで、バイナンスからは5億枚が引き出されていた。価格の低迷と保有行動が一致しない構図が浮かび上がる。

オープンシー、ソラナNFTに4年ぶり再対応──トレカ市場が牽引
NFTマーケットプレイスのオープンシーが、ソラナのNFT取引に4年ぶりに対応した。トレーディングカード市場の伸びが背景にある。

エセナ・ペイのiOSアプリ公開──残高に年最大6%、カード還元はAVAX建て
合成ドルUSDeを発行するエセナが、マネーアプリ「エセナ・ペイ」のiOS版を公開した。残高に年最大6%の報酬が付き、カード利用の還元はAVAX建てで支払われる。

※本記事は2026年8月31日から9月5日までにJinaCoinで公開した記事から抜粋してまとめたものです

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