暗号資産(仮想通貨)ジーキャッシュ(ZEC)の上昇が続いている。分散型取引所ハイパーリキッドのZEC-USDC市場では7日14時23分時点で1,210ドルを付け、24時間で4.62%高となった。5日10時時点の1,020.60ドルからは18.6%の上昇である。
値上がりに伴い、売り持ちの含み損も膨らんでいる。オンチェーン分析ツール「HypurrScan」によると、建玉規模で最大の売り方は2,510万ドル(約39億2,268万円)の含み損を抱えた。
ポジションは動かさず、含み損だけが拡大

注目すべきは、この売り方が2日間で何も変えていない点である。
アドレス0x92ea19ec〜が保有するZECの売り持ちは3万2,760枚で、5日時点から数量に変化がない。建値も444.00ドルのまま、レバレッジも2倍のクロスマージンで同じだ。決済も縮小も行われていない。
その間に含み損は1,888万9,040ドルから2,510万3,530ドルへ膨らんだ。2日間で621万4,490ドル(約9億7,108万円)の悪化である。建玉の評価額も3,343万ドルから3,964万ドル(約61億9,554万円)へ増えた。
ただし、清算までにはなお距離がある。
清算価格は2,566.95ドルで、現在値の2.12倍に位置する。5日時点では2.5倍だったため差は縮まったが、直ちに強制決済される水準ではない。受取ファンディングも51万2,341ドルから54万1,585ドルへ増え、損益分岐点は460.267ドルまで切り上がっている。
同アドレスのスポット保有額には動きがあった。6,871万158ドルから6,309万4,320ドル(約98億5,912万円)へ、561万5,837ドル減少している。この減少が証拠金の移動によるものかは、取引履歴を確認しない限り断定できない。
なお、同アドレスはビットコイン(BTC)を1,330枚、3倍で買い持ちしており、そちらは363万7,180ドル(約5億6,734万円)の含み益となっている。
上位20件の売りは合計7,656万ドルの含み損

構図は市場全体でも変わっていない。
建玉規模の上位4件はいずれも売り持ちで、含み損の合計は5,055万ドル(約78億9,894万円)に達した。5日時点の3,354万ドルから1,700万ドル増えている。
上位20件を集計すると、売り持ち12件の含み損が7,656万ドル(約119億6,327万円)、買い持ち8件の含み益が2,851万ドル(約44億5,497万円)となる。5日時点はそれぞれ5,001万ドル、2,144万ドルだった。
高値圏での新規参入も見られる。13位には1,168.05ドルで建てた買い持ちが、20位には1,187.39ドルで建てた売り持ちが入っており、1,200ドル近辺で両方向のポジションが立てられている。
市場の規模も膨らんだ。建玉は6億1,961万ドルから6億7,921万ドル(約1,061億3,335万円)へ9.6%増加し、24時間出来高は4億9,989万ドル(約781億1,281万円)となった。資金調達率は0.00125%で、買い方が売り方へ支払う側にある。
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関連銘柄:
ZEC
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.26円)
