ビットコイン、含み益比率68%で売り圧力増──グラスノードがレンジ継続を分析

ビットコイン、バイナンスから週2.3万BTC流出──2023年6月以来の高水準
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Naoya Tokunaga
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Highlights
  • グラスノードは3日、ビットコインが上値の供給を消化するまでレンジ相場が続くと分析した
  • 含み益状態にある供給比率は5月の65%から8月末に68%へ上昇した
  • 9月25日満期のオプション建玉は約140億ドルで多くが8万ドル以上に集中している

オンチェーン分析大手のグラスノードは3日、週次リポート「Doubt at the Boundaries」をX(旧Twitter)で公開し、上値の供給が消化されるまでビットコインBTCBTCはレンジ内にとどまるとの見方を示した。8月中旬のショートスクイーズで反発したBTCは8月27日に8万ドルを上回ったものの、上値の供給に阻まれて7.6万ドル付近まで押し戻された。

上値8.3万〜8.6万ドル、下値6.2万〜6.5万ドルの間で推移

レポートによると、8.3万〜8.6万ドルには長期保有者の供給が厚く積み上がり、上昇を止める壁として機能した。一方、夏場の保ち合いで6.2万〜6.5万ドルには買いが積み上がり、下値の支持帯を形成している。BTCの現物価格はこの2つの帯の間にあり、6万〜6.3万ドルにはロング清算の対象となる建玉が残っているという。

オンチェーンデータでは、BTCが7.8万ドル付近だった今年5月に供給量の65%が含み益状態だったのに対し、8月末に同じ価格帯へ戻った際には68%に上昇した。夏場の分布の入れ替わりで短期保有者の取得コストは約7.1万ドルにリセットされており、同じ価格でもより多くの利益確定売りが出やすい状態にある。

米国のBTC現物ETFは7日平均の純流入がピークで日次2.9億ドルに達した一方、売買代金は日次約30億ドル前後と低調で、ニュースに反応した一時的な資金流入にとどまったとみている。米10年債利回りは8月19日の財務省による国債買い戻しの発表後に一時4.6%まで低下したが、8営業日で4.8%まで戻し、今サイクルの高値を更新した。

BTCとS&P500の30セッション相関は反発の初期にゼロ近辺まで低下した。ただし過去の例では、国債が売られる局面で起きる急な相関低下は長続きせず、局所的な過熱を示すことが多いと指摘した。オプション市場では短期のスキューが急伸後に元の水準へ戻る一方、180日物は安定しており、短期の熱狂だけが冷めた形だ。

9月25日の四半期満期を迎えるデリビットとブラックロックの現物ETF「IBIT」のオプション建玉は約140億ドルで、その多くが8万ドル超の権利行使価格に集中する。含み益の拡大で売り圧力が重くなり、長期金利が今サイクルの高値にある状況では、上値の供給が消化されるまでレンジを抜ける材料は乏しい。この満期の通過が、次の方向感を測る最初の節目になりそうだ。

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2022年、「Move to Earn」アプリSTEPNとの出会いで暗号資産の世界へ。 その後、複数のブロックチェーンゲームを通じて業界知識を深め、2023年からはBNB / Ethereum / Suiの各チェーンでDeFi運用を本格スタート。 現在はSuiチェーンに注力し、レンディングプロトコル「Scallop」の公式アンバサダーとしても活動中。 DeFi運用とオンチェーン分析を軸に、実践しながら発信を続けている。
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