暗号資産(仮想通貨)業界の情報発信を行うトークン・リレーションズは2日、リップルとXRPに関する半期レポートを公開した。2026年1月から7月にかけてXRP価格が42.7%下落する一方、XRPの基盤となるレイヤー1ブロックチェーン「XRP Ledger(XRPL)」の平均日次取引件数は21%増加したという。
XRP取引高は64%減、利用者数も減少
レポートによると、XRP
XRP価格は2025年12月末から42.7%下落し、7月末時点で1.06ドル(約168円)となった。市場での取引高も2025年12月末の66.8億ドルから23.8億ドル(約3,763億円)へ64%減少している。
トークン・リレーションズはこうした動きについて、2025年末にみられたETFを背景とする勢いが後退し、2026年上半期にはマクロ要因によるリスク回避姿勢が暗号資産市場全体に広がったことが影響したと分析している。
一方、XRPLの平均日次取引件数は1月1日から7月31日までに240万件となり、直前6カ月比で21%増加した。価格や市場での取引高とは異なる動きをみせている。
ただし、利用者数が増えていたわけではない。同期間の平均日次ユーザー数は1万6,700で、2025年下半期の2万3,900から30%減少。1月の1万9,100から7月には1万4,500まで減っており、取引件数の増加と利用者数の減少が同時に進んでいる。
XRPL取引口座は減少も取引量は約3倍に
XRPLでの取引状況については、XRPのトレジャリー企業エバーノースが2日に公開した2026年第2四半期(Q2)レポートでも変化が確認できる。
Q2のXRPLにおける分散型取引所(DEX)の取引高は1日平均442万XRPで、前年同期比約20%増加。このうちオーダーブック取引は1日平均357万XRPと、前年同期比79%増えているという。
一方、オーダーブックで取引したアカウント数は、1日平均1,864から1,111へ減少した。1アカウントあたりの1日平均取引量は、1,072XRPから3,217XRPと約3倍にまで拡大している。
エバーノースは、少ないアカウントを通じてより多くの取引が行われる状況について、「プロフェッショナルな取引フローの割合が高まる場合にみられるパターン」との見方を示した。
XRPの価格や市場での取引高が低迷する一方、XRPLでは取引件数やDEX取引高が増加しており、両者の動きには差がみられる。今後は、こうしたネットワーク上の利用拡大がXRPの需要にどのようにつながるかが焦点となりそうだ。
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