分散型取引所「JTX」とは?特徴や使い方を解説

Jito Labs開発の取引プラットフォーム「JTX」とは?特徴やウェイトリスト登録方法を解説
ヤマダケイスケ
38 Min Read

この記事では、現物やトークン化株式の取引に対応し、Jito(ジト)の実行インフラを活用した執行品質やMEV対策に強みを持つ分散型取引所「JTX」の基本情報や特徴、使い方について詳しく解説します。

JTXとは?特徴を解説

JTX公式サイト
サービス名JTX(ジェーティーエックス)
サービス開始2026年7月(アーリーアクセス開始)
提供サービス現物取引・トークン化株式取引(2026年後半にデリバティブ取引開始予定)
対応ネットワークソラナ
取引手数料基本 0.02%(取引銘柄で異なる)
入金手数料無料(ガス代を除く)
出金手数料無料(ガス代を除く)
日本語対応なし
対応デバイスPC・スマホ(ブラウザ)
公式サイトhttps://jtx.com/
公式Xhttps://x.com/jtx_trade
公式Discordhttps://discord.com/invite/jtxcommunity
公式Teregramhttps://t.me/jtx_trade
紹介コードhttps://jtx.com/ref/jyx0611
情報は2026年7月23日執筆時点

JTXは、ソラナ上に構築されたセルフカストディ型の取引プラットフォーム(分散型取引所)です。

開発を手掛けるのは、ソラナ上の取引処理を支えるインフラを提供してきた「Jito Labs」。JTXではその技術を取引サービスに活用し、CEXに近い執行品質とDEXならではの資産管理を両立することを目指しています。

2026年5月にその構想が発表され、同年7月にローンチ。同日には、紹介数を基にしたランキング上位1,000名のユーザーへアクセスを開放しました。執筆時点ではすべてのユーザーがアクセス・取引できる状態となっています。

JTXの詳しい特徴については以下のとおりです。

現物・トークン化株式の取引に対応

JTXでは、ソラナ上の主要な仮想通貨やミームコインに加え、トークン化株式を取引できます。

トークン化株式は、株式などの現実資産をブロックチェーン上で扱えるようにしたトークンです。仮想通貨と共に同じプラットフォームで取引できるため、複数のサービスを使い分ける手間を減らせます。

現在は現物取引が中心ですが、2026年後半には無期限先物の追加が予定されています。将来的には、さまざまな金融商品をソラナ上で取引できる総合的なプラットフォームを目指す方針です。

Tips

JTXでは流動性が低いミームコインの取引で「Smart Fill」機能を実装。大口注文を複数の小口注文に分けて素早く執行することで、価格への影響やスリッページの軽減を図れるようにしています。

Jito基盤で執行品質とMEV対策を強化

JTXは、Jitoが展開してきた「Jito Block Engine」や「BAM」といった技術を取引基盤に活用しています。

これらの技術は、注文をスムーズに処理したり、相場状況に合わなくなった注文を素早く取り消したりするための仕組みです。取引速度だけでなく、実際の約定まで含めた執行品質の向上につなげています。

また、JTXは「MEV Protect」と呼ばれる対策も導入。取引の処理順序を利用して第三者が利益を得るMEVの影響を抑え、ユーザーが不利な価格で約定するリスクの軽減を目指しています。

Tips

JTXはこうしたJitoの実行インフラを活用し、取引速度と執行品質の両面を強化しています。ソラナ上でより本格的な取引環境を求めるユーザーに向いた設計と言えるでしょう。

手数料収益の80%をJito DAOへ還元

JTXは、プラットフォームで発生した手数料収益の80%をJito DAOへ還元し、残る20%をJTXの開発や運営に充てる方針を示しています。

Jito DAOは、ガバナンストークン「JTO」の保有者が運営方針を決める組織です。今年7月に提出されたガバナンス提案「JIP-38」では、DAOが受け取るJTX収益をJTOの買い戻しとバーンに活用する構想が示されています。

JTXの手数料収益が増えるほど、JTOの買い戻しやバーンに充てられる資金も増える仕組みです。JTXが今後成長していけば、JTOの需給に好影響を与える要因となる可能性が考えられます。

Tips

この方針は、2027年第4四半期に見直される予定です。現時点で具体的な発表はないものの、今後JTXユーザーへの還元策が設けられる可能性も考えられます。

紹介手数料の20%を継続的に獲得

JTXでは、専用リンクを通じて新規ユーザーを招待できるリファラルプログラムを展開しています。

紹介したユーザーがJTXで取引すると、そのユーザーが支払った取引手数料の20%を報酬として受け取れます。紹介上限は設けられていないため、紹介ユーザーが取引を続ける限り、継続的に報酬を得られる仕組みです。

アーリーアクセス期間中では、紹介人数がウェイトリストの順位に反映。紹介を増やしてランキングを上げていけば、通常より早くJTXへのアクセスが開放される仕組みとなっていました。

Tips

なお、20%が還元されるのは取引額ではなく、JTXへ支払われた取引手数料になります。たとえば、紹介ユーザーが10ドルの手数料を支払った場合、紹介者には2ドルが還元される計算です。

JTXの使い方

ここでは、JTXの基本的な使い方を画像付きで解説します。DEXの利用に慣れていない方は、まず「使う前の準備」からチェックした上で各種機能の使い方を参照してみてください。

使う前の準備

まずは、取引の元手通貨と仮想通貨ウォレットを準備しましょう。

JTX上での取引手数料支払いをカバーするため、ここではSOLを準備しておくのがおすすめです。ぜひ以下の手順を参考に国内仮想通貨取引所経由で進めてください。

SOLの準備手順

  1. コインチェックで口座開設後にSOLを購入(参考記事
  2. ソラナ系のウォレットのアカウント作成(参考記事
  3. 購入したSOLをウォレットに送金(参考記事

ウォレット連携

まずは、以下リンクよりJTX公式サイトにアクセスします。

公式サイトアクセス後に「Launch App」、「Get Started」の順にタップします。

JTX「ウォレット連携1」

ログイン方法で「Continue with wallet」を選択後、「WalletConnect」をタップしてください。

JTX「ウォレット連携2」

一覧表示されたウォレットから、任意のものをタップしてウォレット側で接続承認を進めてください。その後、JTX上でのユーザー名を設定し、「Lock it in」をタップすればウォレット接続作業が完了です。

JTX「ウォレット連携3」

仮想通貨の入金

JTXでは以下のとおり、ソラナ経由でのSOLもしくはSPLトークンの入金に対応しています。

入金対応ネットワークソラナ
入金対応通貨SOL・その他ソラナ上のSPLトークン

ウォレット側からJTX入金アドレスへ仮想通貨を送金する流れです。ここでは実際に準備したSOLを使って入金手順を解説します。

まずは、画面上部のユーザー名をタップし、表示メニューから「Funding」をタップします。

JTX「仮想通貨の入金1」

入金情報が表示されるので、画面下の入金アドレスをコピーします。あとは、コピーした入金アドレスを基に接続ウォレット側でSOLの送金を進めてください。

画面上部の「Wallet1」をタップすれば、入金したSOLが反映されているかを確認できます。

JTX「仮想通貨の入金2」

仮想通貨の出金

仮想通貨を出金する際は、入金と同じくユーザー名から「Funding」をタップします。

JTX「仮想通貨の出金1」

画面上部のWithdrawタブをタップ後、出金したい資産をタップします。その後、出金数量や出金先ウォレットアドレスを設定して、「Review send」をタップしてください。

JTX「仮想通貨の出金2」

確認画面が表示されるので、出金時の注意事項にチェックを入れます。その後、「Confirm send」をタップすれば出金申請完了です。時間をおいて出金先で反映を確認してください。

JTX「仮想通貨の出金3」

現物取引

JTXでは執筆時点で、ソラナ系トークンやトークン化株式の現物取引のみの対応となっています。

ここでは実際に、トークン化株式を取引する手順を紹介します。

まずは、メニューの「Trade」をタップ。取引画面が開いたら、画面上部の通貨ペアをタップしてください。ここから取引する通貨ペアを変更できます。

JTX「現物取引1」

通貨ペア一覧画面のSPOTタブでは、ソラナをはじめとしたトークン・ミームコインを選択できます。一方、EQUITIESタブではスペースXやテスラをはじめとしたトークン化株式の選択が可能です。

JTX「現物取引2」

ここではスペースXのトークン化株式「SPCX」を選択します。その後、注文設定画面に移動するので、以下の画像や一覧表を参考に設定を進めてください。設定完了後、「Buy 〇〇」をタップして取引完了です。

JTX「現物取引3」
① 取引方向BUY・SELLから選択
② 注文方法Market・SmartFill・Limit・Proなどから選択
③ 数量設定SOLもしくはその他通貨を選択して数量設定

【補足】Smart Fillを使った取引方法

Smart Fillを使用したい場合は、注文方法から「Smart Fill」を選択してください。

その後、画面下の「Enable automated trading」をタップ。Smart Fillの注意書きに目を通したうえで、「Enable」をタップして機能を有効化しましょう。

JTX「現物取引4」

Smart Fillでは注文数量設定に加え、「Duration」「Limit」といった2つの専用項目の設定が可能です。設定の概要については、以下の一覧表を参考にしてください。

JTX「現物取引5」
① Duration実行時間の設定。10秒から2分といった選択肢でき、AutoにしてJTXに設定を最適化してもらうことも可能。
② Limit(任意設定)執行中のトークン価格上限設定が可能。トークン価格が上限に達した時は残りの注文を全て中止する。

追加設定完了後、「Place Smart Fill」をタップすれば注文完了です。一括注文によるスリッページを抑えたい場合や流動性が低いミームコインを取引する際にぜひ活用してみてください。

ポートフォリオ画面

メニューの「Portfolio」をタップすれば、資産状況やトータルPNLなどの情報を確認できます。

残高推移は視覚的にチェックでき、24時間や7日間といった期間別表示も可能です。画面下では資産内訳やポジション情報、取引履歴が表示されますが、こちらは現物取引の注文画面下でも参照できます。

JTX「ポートフォリオ画面」

紹介コードの取得

JTXでは一定の取引量達成といったノルマなく、自身専用の紹介コードを取得できます。

画面上のユーザー名から「Referrals」をタップすれば、紹介コードが表示されます。あとは「Copy link」をタップしてSNS等を通じて友人とコードを共有するのみです。

JTX「紹介コードの取得」

画面下では、紹介数や獲得報酬などの情報を参照できます。ウェイトリスト期間中に獲得した報酬については、今後請求できるようになる見込みです。

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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