JPYSCが裏付け資産で国債運用を開始──改正資金決済法を活用

JPYSCが裏付け資産で国債運用を開始──改正資金決済法を活用
SBI VC Tradeより引用
水澤 誉往
2 Min Read
Highlights
  • 信託型円建てステーブルコイン「JPYSC」が、裏付け資産の一部で日本国債の運用を開始した
  • 短期国債で運用するのは10億円。JPYSCの発行残高は約201億円相当にのぼる
  • 6月施行の改正資金決済法で、発行額の50%を上限に短期国債などでの運用が可能になった

SBI新生信託銀行とSBI VCトレードは7日、円建てステーブルコイン「JPYSC」の裏付けとなる信託財産について、一部を日本国債で運用する取り組みを開始したと発表した。SBI VCトレードが発行委託者として運用指図を行う。

短期国債で運用するのは10億円。JPYSCの発行残高は7日時点で約201億円相当となっている。

普通預金しか使えなかった裏付け資産

この取り組みを可能にしたのは、2026年6月1日に施行された改正資金決済法である。

これまで信託型ステーブルコインの発行見合い資金は、原則として普通預金などの要求払預貯金で管理することが求められていた。

改正により、一定の要件のもとで運用の幅が広がった。発行額の50%を上限として、3か月を超えない国債証券や定期預金による運用が認められるようになったのである。

今回の運用額10億円は、発行残高約201億円に対する上限のおよそ10分の1にとどまる。両社は、償還に必要な流動性を確保しながら短期国債を活用し、裏付け資産を適切に管理・運用するものだと説明している。

レンディングを含めた規模は270億円

JPYSCの利用状況についても数字が示された。

SBI VCトレードが提供する「JPYSCレンディング」の申込分は約69億円相当にのぼる。発行残高と合わせた規模は約270億円相当となり、発行残高の3分の1超がレンディングに回っている計算になる。

JPYSCは日本円と1対1で連動するよう設計された第3号電子決済手段だ。SBI新生信託銀行が発行者として信託財産の管理・運用を担い、SBI VCトレードが発行委託者兼電子決済手段等取引業者として発行と流通に係る事業を進めている。

両社は今後の展開先として、国内外の送金・決済、オンチェーン外国為替市場、RWA(実世界資産)やトークン化資産の決済を挙げた。利用の拡大に伴う発行残高と信託財産の拡大を見据え、日本国債を含む信用力の高い円建て資産による管理・運用を通じて、デジタル金融と伝統的な金融市場をつなぐ資金循環の形成に貢献するとしている。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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