ビットコイン(
BTC)と金の30日相関が、2026年の表示期間内で最高水準に達した。ザ・ブロック公開のデータでは、6月9日更新時点の相関係数は約0.8まで上昇。一方、S&P500やナスダック総合指数との相関はマイナス圏に低下しており、金との連動性の高さが際立っている。

相関係数は2つの資産の値動きがどの程度連動しているかを示す指標で、1に近いほど同じ方向へ動く傾向が強い。今回の相関のねじれは、ビットコインが株価指数と連動せず、独自の要因で動いていることを示唆している。
BTC&金、過去の該当局面は2020年に集中
別の期間を対象とした分析でも、ビットコインと金の高い相関が示されている。著名投資家のアダム・リビングストン氏は8月29日、Xで過去10年間の日次データを分析し、ビットコインと金の相関が42日・63日・90日のいずれも極めて高い水準にあると指摘した。
さらに、同氏は「BTC・金相関が過去上位5%に入り、BTC・QQQ相関が中央50%に収まる」という条件で過去10年間の日次データを調査。該当した68取引日は、すべて2020年7月27日から11月27日に集中していたという。
リビングストン氏はこれらのシグナルから6カ月後のビットコインリターンについて、中央値が+315%、プラスの割合が100%だったと説明した。ただし、データは2020年の単一局面に集中しており、将来の予測ではなく過去の類似例だとしている。
恐怖・強欲指数63、1カ月前の28から回復
金との相関が注目されるなか、暗号資産市場のセンチメントにも変化がみられる。恐怖・強欲指数は1カ月前の28「Fear(恐怖)」から、執筆時点で63の「Greed(強欲)」まで回復している。

直近では、一時さらに高い水準も報告された。暗号資産投資家のEinstein氏は8月26日、同指数が81の「Extreme Greed(極度の強欲)」に達したとXに投稿。同氏によると、この水準は2026年で最も高く、2024年後半以来初めてだったという。
足元では過熱感がやや後退し、市場心理は8月下旬の極端な楽観から落ち着きを取り戻しつつある。一方で、センチメントは依然として楽観寄りにあり、投資家心理が慎重姿勢へ転じたとみるには早い状況だ。
こうした環境がビットコイン相場の新たな上昇局面につながるかは、今後の値動きを見極める必要がある。金との連動性や投資家心理の変化が一時的なものにとどまるのか、今後の相場を占ううえで注目されそうだ。
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