ビットコイン
BTCは17日、7万4,800ドル付近で推移し底堅い動きを継続している。6か月にわたるトレンドラインを上抜けた後も維持できている点を強気材料とする見方がある一方、今回の上昇は一時的なリリーフラリーにとどまるとの指摘も出ており、評価が分かれている。
市場構造に大きな変化、レンジブレイクの可能性大
マクロ分析アナリストのSykodelic氏は17日、自身のXにて「現在の上昇はもはや弱気相場のベアトラップではない」との見解を示した。
直近に発生したレンジ相場では、約70日が経過した時点でトレンドを下抜け、新たな安値を更新していた。その際は資金調達率がプラス圏にありつつ、コインベースのプレミアムは大きくマイナスとなっており、需要の弱さがはっきりと表れていた。
しかし今回の状況はそれとは大きく異なる。現在は同じく約70日が経過しているにもかかわらず、価格は6か月にわたるトレンドラインを上抜け、その水準を数日間しっかりとキープしている。さらに資金調達率はマイナス圏、コインベースのプレミアムはプラスを維持しており、市場構造は以前と正反対の状態だ。
つまり前回のレンジは「需要のない弱い持ち合い」であったのに対し、今回のレンジは「実際の買いが支えている強い持ち合い」と言える。特に重要なのは、ビットコインの価格が7万5,000ドル付近で一度強く拒否されたにもかかわらず、その後に大きく崩れていない点だ。
通常であれば、レジスタンスで反落した後は大きな下落が発生しやすいが、今回は何度も押し目から反発しており、下値の堅さが際立っている。「近々、レンジ上限をブレイクする可能性が高い」とSykodelic氏は締めくくった。
短期的には強気も、上昇は上位抵抗線までか
暗号資産(仮想通貨)アナリストの𝙲𝚘𝚕𝚒𝚗 𝚃𝚊𝚕𝚔𝚜 𝙲𝚛𝚢𝚙𝚝𝚘氏は17日、自身のXにて「ビットコインは短期的に強気だが、次の上昇が天井になる可能性もある」と指摘した。
直近の強気シナリオとしては、7万6,000ドルを明確に上抜け、その水準を維持できるかどうかが最初の重要な分岐点となる。もしこのラインをしっかりと突破し、サポートとして機能させることができれば、次に目指すレンジは7万9,000ドル〜8万5,000ドル付近となるだろう。
ただし、このゾーンには上位の強いレジスタンスが控えており、上昇したとしても一旦は頭を抑えられやすい水準であるため、そのまま新たな強気相場の始まりになる可能性は現時点では低い。
また、今サイクルの下落期間はまだ約4か月と、過去サイクルと比べて比較的短く、この段階で完全にトレンド転換したと考えるのは時期尚早だ。今回の上昇はあくまで「リリーフラリー」、つまり下落後の一時的な回復局面にとどまる可能性が高いだろう。
特に価格がこの上のレンジに到達した場合、多くの参加者が楽観的になり、弱気な見方に対して強い否定が出るような状況が生まれやすい。しかし、このような極端な強気心理は、相場の天井付近でよく見られる特徴でもある。「市場全体が過度に楽観に傾いたタイミングこそ、逆に注意が必要なポイントだ」と𝙲𝚘𝚕𝚒𝚗 𝚃𝚊𝚕𝚔𝚜 𝙲𝚛𝚢𝚙𝚝𝚘氏は締めくくった。
Sykodelic氏が指摘する市場構造の変化は、6万〜7万ドルのレンジとは異なる強さを示唆している。一方、Colin Talks Crypto氏は今回の上昇がリリーフラリーにとどまる可能性を警戒しており、7万9,000〜8万5,000ドルの上位抵抗線が試金石となりそうだ。
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