中国最大の決済アプリ「アリペイ」、クーポン発行にアバランチを採用

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目次

アバランチ、中国最大のスーパーアプリと概念実証を実施へ

レイヤー1ブロックチェーン「Avalanche(アバランチ)」を開発する「アバランチ財団」は20日、中国最大の決済アプリ「Alipay(アリペイ)」と協力し、Web3対応のクーポンプログラムの概念実証を開始したと発表した。

アバランチ財団が提供するノーコードブロックチェーン構築サービス「AvaCloud」によって構築・管理され、「Avalanche Subnet(サブネット)」上で稼働するこのプログラムは、2段階の概念実証の第1段階だ。第2段階では食料・飲料販売業者に商店を当てつつ、フィリピン、シンガポール、マレーシア、タイ及びこれらの国々を観光で訪れる中国人1億人以上のアリペイユーザーに対象を拡大する。

今回の第1段階は東南アジアのミルクティーブランド10社・500以上の店舗限定で行われる。ユーザーはこれらのブランドのミニゲームをクリアすると最大50%割引でミルクティーが購入できるクーポンをゲットできる。

アバランチ財団はプレスリリースで、アバランチのサブネット技術はこのプログラムに大きな柔軟性を与えると述べた。

サブネットとは

誰でもアバランチのバリデーターを使った独自のブロックチェーンを立ち上げることができる機能。
サブネット作成者は、自分が立ち上げたブロックチェーンをパブリック型・プライベート型どちらにするか選べるほか、規制を遵守できるよう「KYC/AMLに合格した人のみ参加可能」「日本居住者のみ参加可能」など参加要件をバリデーターに課すことができる。

サブネットにより、高速で一貫性のあるブロックチェーンの透明性、Web3機能だけでなく、現地の法規制やプライバシーポリシーに合わせたチェーンにカスタマイズすることができる。

さらに今回アリペイは店内プロセス、オンライン販売、注文、マーケティング、インサイトを一元化する一連のツールを搭載「アリペイ+D-Store」を通じて本プログラムに参加しており、これによりデジタル・コレクティブルやその他のブロックチェーンを使用する他のブランドとのコラボレーションの可能性を解き放つ。

またアバランチ財団は、AvaCloudを利用することでアリペイやその他の企業がサブネットを立ち上げる際、重労働とメンテナンスをAvaCloudの開発元である「Ava Labs社」に任せることができ、最小限のコスト・手間・時間で業界をリードするWeb3機能を追加できるとした。

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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