Moveトークン総供給量は100億枚、10%をエアドロップに割当
イーサリアムのレイヤー2ソリューション「Movement(ムーブメント)」は26日、独自トークン「MOVE」を発表した。MOVEの総供給量は100億枚で、ガス代やステーキングをはじめ、ガバナンス投票や、ムーブメント上に構築されたアプリケーションでの流動性や担保として使用される。
今日は$MOVEを公開します!
$MOVE Movementのユーティリティトークンです。Movement Network Foundationの目的を達成するために使用されます。
$MOVEの 60% は、エコシステムとコミュニティ、財団、および初期請求の各トランシェにわたってコミュニティに提供されます。
さて、$MOVE 👇を見てみましょう。

出典:公式サイト
総供給量100億MOVEの割当は以下のとおりだ。
- 40%:エコシステムおよびコミュニティ
将来的なステーキング報酬や助成金、流動性提供に利用 - 10%:初回請求
「MoveDrop」やその他の初期請求活動を通じてコミュニティに配布 - 10%:財団
ムーブメントの成長、開発、分散化を管理するMovement Network財団に割当 - 17.5%:初期貢献者
Movement Labsに所属する初期貢献者に配布 - 22.5%:早期支援者
財務、助言、戦略的なサポートを提供した早期支援者に配布
このうち「MoveDrop」とは、2024年9月に終了したインセンティブ付きテストネット・プログラムのことで、新しいプロトコルのテストやコミュニティ活動、資料作成などを通じてポイントを獲得できた。今回その報酬がエアドロップとして提供される。
ムーブメントは、Move言語を基盤としたイーサリアムのレイヤー2プロジェクトだ。Move言語は元々Facebook(現Meta)によって開発されたプログラミング言語であり、並列処理を得意としている点が特徴だ。これにより、イーサリアムの高いセキュリティを継承しながら、高いスケーラビリティを実現している。
ムーブメントは、2024年4月にPolychain Capital、Hack VC、Placeholderなどから総額3,800万ドル(約60億円)の資金調達に成功しているほか、同年7月には独自のスマートフォンを発表し、話題を集めている。
MOVEの発表は、単なるトークンの公開にとどまらず、イーサリアムのスケーラビリティ向上と分散化への新たな一歩を象徴するものだ。特に、Move言語の採用による技術革新やエコシステム全体の活性化が期待されている。
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情報ソース:ムーブメント公式サイト / Movement Testnet Guild