web3ウォレット「HashPort Wallet」を手がける株式会社HashPort(ハッシュポート)は21日、NFTマーケットプレイス「HashPort Market | αU」の提供を開始したと発表した。日本円ステーブルコインでの決済に対応し、18日にリニューアルを完了している。
ステーブルコイン決済とガスレス出品に対応
刷新後のマーケットプレイスは、ステーブルコイン決済に加えてクレジットカード決済、条件付きのガスレス対応、ユーザー間の二次流通機能を備える。同社によると、国内のNFTマーケットプレイスがステーブルコイン決済に対応するのは初めてだという。
この「日本初」は同社の自社調査に基づく。2026年8月時点のウェブ調査によるもので、第三者による検証を経たものではない。
あわせて21日17時から、CryptoGames株式会社のトレーディングカード向けRWAプラットフォーム「TCG STORE」と提携したトレカNFTの販売を始めた。購入するまで中身が分からないランダム型の商品で、いわゆる「オリパ」にあたる。
TCG STOREはPSA鑑定済みのトレーディングカードを対象とするサービスで、23日時点で扱われているのはポケモンカードのみだ。ポケモン側の公式企画ではない。
販売中のオリパは「Pikachu_PSA10」と「Pokemon_BOX」が各500円、「Eevees_PSA10」が5,000円。二次流通には「ナイトワンダラー pack」が400円で出品されている。

購入したトレカNFTは、マーケットプレイス内の二次流通機能でユーザー間の売買ができるほか、JPYCでの買取を依頼することも可能だ。いずれも所定の手数料がかかる。現物のカードとの交換にも近日中に対応するとしている。
ウォレットからカード、店頭へ広がる利用先
ハッシュポートは日本円ステーブルコイン「JPYC」の利用先を段階的に広げてきた。
起点は大阪・関西万博の公式デジタルウォレットだ。会期終了後に「HashPort Wallet」として刷新され、利用者と基盤をそのまま引き継いだ。2025年8月時点で70万人が利用し、その後累計100万ダウンロードを超えている。
2025年11月には、店舗での支払いをウォレット内のJPYCで決済できるクレジットカードを発表した。2026年5月にはダイナースクラブなどのポイントをJPYCへ交換するサービス、6月にはウォレットからJPYCを運用できる機能が加わっている。
7月にはJPYC社の連携APIの導入第1号となり、同月にはKDDIとともにローソン店頭での決済実証にも参加した。今回のNFTマーケットプレイスは、決済や運用に続いてコンテンツの売買へ利用先を広げる形となる。
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