オンチェーン分析のクリプトクアントに寄稿するアナリストのCrypto Dan氏は21日、ビットコイン
BTCのMVRV指標が垂直的な上昇を見せているとの分析を公開した。今回の下落サイクルで初めて現れたシグナルだとしている。
過去の底値圏の終わりに現れた動き
MVRV(Market Value to Realized Value)は、ビットコインの時価総額を実現時価総額で割った指標だ。実現時価総額は、各コインが最後に動いた時点の価格で評価した総額を指す。
数値が高いほど市場全体が含み益を抱えた過熱状態、低いほど含み益が乏しい状態を示す。一般に1.0を下回ると割安圏、3.7を上回ると過熱圏とされる。
Crypto Dan氏によると、直近のビットコインの反発局面でこの指標が垂直的に上昇した。同氏は、これが過去のすべての下落サイクルにおいて、底値圏が終わる際に現れた動きそのものだと指摘する。
同氏が示したチャートでは、2015年、2019年、2020年、2023年の各局面に同様の動きが確認できる。市場が下落から上昇へ転換する可能性が高まっていることを示唆するとした。

ただし、現在のMVRVは1.3で、割安圏とされる1.0を上回る水準にある。垂直的な上昇という動きの形と、水準そのものは別の話だ。2020年3月の局面は新型コロナウイルスによる急落を伴っており、通常の弱気相場の終わりとは性格が異なる。
また、Crypto Dan氏はCryptoQuantの認証済み寄稿者だが、今回の見解は同社の公式見解ではない。
同じクリプトクアントでも、寄稿者によって見方は分かれている。MorenoDV氏は20日、バイナンス向けの利益側UTXO移動が過去最大を記録したとして、短期保有者が損益分岐点で売却に動きやすい局面だと指摘。リスク評価を「ELEVATED」としていた。
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