ビットコイン
BTCは8万ドルをトライする動きを見せ、23日は3日連続の陽線を確定した。現在の市場構造がさらなる上昇を示唆する一方、再度安値をトライする可能性を指摘する声も上がっている。
ショートの積み増しが強気相場再開のきっかけに
マクロ分析アナリストのSykodelic氏は23日、自身のXにて「長期的な底入れ局面が始まっている可能性が高い」との見解を示した。
現在のビットコインは、不安材料が次々と出る中でも価格を押し上げ続ける、いわゆる「不安の壁を登る相場」という環境にある。
相場が上昇するたびに、多くの弱気勢は「そろそろ天井だ」と考えてショートを積み増している。特に8万ドルの重要な価格帯付近では、「ここで止まるはずだ」という見方がさらに強まり、売りポジションが増えやすい状況だ。
ただし現在の市場構造を見ると、ショートポジションの清算が上昇の燃料になっている可能性がある。資金調達率は再び大きくマイナスへ傾いている一方で、コインベース・プレミアムはプラスを維持しており、市場構造は買い需要の強さを示している。
さらに重要なのは、直前まで市場全体が極端な悲観に包まれていた点だ。暗号資産市場では「さらに下がる」という見方が圧倒的多数となっていたが、その状態から価格は大きく反転した。
こうした局面では、多くの人が想定している以上に上昇が長引くケースが多い。特に、下落を期待してショートを積み続ける参加者が多いほど、その損切りがさらなる買い圧力となり、上昇を加速させる構造になりやすい。
もちろん途中で調整を挟みながら進む可能性が高いが、全体としては「大きな底はすでに形成されたのではないか」という見方が徐々に強まっている。「今週の週足が強ければ、市場は我々にとって有利に動くだろう」とSykodelic氏は締めくくった。
再び下値をトライする可能性も
暗号資産(仮想通貨)トレーダーのLP氏は23日、自身のXにて「ビットコインは再び安値を試す可能性がある」と指摘した。
現在のビットコインは、過去2回の弱気相場の底形成とは逆の動きを見せている。これまでの弱気相場では、価格は何度も安値を割り込み、多くの人が「まだ下がる」と感じるような悲観ムードを作り出していた。
その結果、ロングを持つのが非常に難しい心理状態となり、多くの参加者が底付近で振り落とされる形になっていた。一方で、その期間中は上側の高値はあまり触れられず、本格的な強気相場が始まってから初めて高値更新が進む流れとなっていた。
しかし今回のサイクルでは、その構造が逆転している。現在は何度も高値側の流動性を回収する動きが発生しており、ショートポジションを狙った上昇が繰り返されている。一方で、安値はまだ明確に回収されておらず、価格は高値圏を試し続けている状態だ。
さらに、市場心理も徐々に強気へ傾き始めており、「ここからさらに上がる」という声が増え始めている。ただ、このような一見すると強気に見える状況は、逆に警戒が必要な局面とし「最終的には安値を一度試す可能性が高い」とLP氏は結論づけた。
ショートポジションの積み増しが、さらなる上昇の燃料となる可能性が高い一方で、ビットコインが過去の弱気相場と逆の値動きを見せている点には、やや不安が残る。引き続きあらゆるシナリオを想定し、リスクを最小限に抑えたトレードを心がけるべき局面だ。
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