マーケティング支援などを手がける東証グロース上場のアライドアーキテクツ(6081)は1日、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(
SOL)を使ったオンチェーン資産運用を始めると発表した。米ナスダック上場のDeFi Development Corp.(DFDV)と提携し、シンガポールの連結子会社を通じ、SOLのステーキングなどで利回り獲得を目指す。
ソラナ版トレジャリー企業と提携
提携先のDFDVは、SOLを蓄積し複利で運用する財務戦略を掲げる米上場企業である。同社によると、この戦略をとる最初の米上場企業だという。SOLの保有・ステーキングに加え、自社でバリデータ(取引を検証して報酬を得る仕組み)も運用している。
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両社にはすでに資本関係がある。アライドアーキテクツが2026年4月に決議した第三者割当増資などの割当先がDFDVで、同社が出資している。この関係を起点に、ソラナをはじめとするオンチェーン金融領域での提携を協議してきた。
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アライドアーキテクツは、株式や債券、不動産といったあらゆる資産がブロックチェーン上で取引される時代を見据え、「オンチェーン金融関連銘柄」を軸にしたポートフォリオ構築を掲げる。今回の運用で得た知見を、将来は企業・投資家向けのデジタル資産の導入・運用支援サービスへ広げる構想である。
「ルーピング運用」の仕組みと高いリスク
運用の起点となるのが、DFDVが発行するdfdvSOLだ。これは、同社のバリデータに預けたSOLを表す「リキッド・ステーキング・トークン(LST)」で、ステーキング中でも売買や担保利用ができる、預け入れ証明書のような役割を持つ。
運用を実際に担うのは、シンガポールの連結子会社アライドバースだ。同社は、このdfdvSOLを使い、「ルーピング運用」と呼ばれる手法をとる。仕組みはこうだ。まずSOLをステーキングしてdfdvSOLを得る。次にそれを担保にSOLを借り入れ、借りたSOLを再びステーキングする。これを繰り返し、ポジションを積み増していく。
借り入れと再投資を重ねることで運用効率を高める狙いだが、その分リスクも大きくなる。実質的にレバレッジ(てこ)をかけた運用となるためだ。
同社も、複数のリスクを明示している。担保価値が下落した際の清算リスク、スマートコントラクトの脆弱性に起因するリスク、dfdvSOLの流動性が低下したり価格が本来の価値から乖離したりするリスク、借入金利の変動リスクなどだ。運用は、法令を順守し、リスク管理体制のもとで実施するとしている。
なお、この取り組みは特定の暗号資産や運用手法への参加を勧めるものではない。暗号資産の運用には価格変動をはじめとする各種のリスクが伴う点に、留意が必要だ。



