米ナスダック上場のフォワード・インダストリーズ(FWDI)は7月1日、2026会計年度第3四半期(6月30日まで)にソラナ(SOL)を50万枚超取得したと発表した。平均取得単価は約79ドルで、保有量は6月30日時点で755万SOLに達したという。
同社は「最大のソラナ・トレジャリー企業」を自称しており、SOLの保有・ステーキングを軸とするデジタル資産トレジャリー戦略を掲げている。
保有755万SOL、時価は約5.9億ドル
755万SOL
SOLは、執筆時点のSOL価格78.55ドルで換算すると約5億9,300万ドル(約964億円)に相当する。今回の追加購入分だけでも、平均単価79ドルで約64億円規模となる。
同社は指標として「1株当たりSOL」を重視する。この値は3月末の0.0669から6月末には0.0729へ伸びた。同社はこれを年率36%の増加と説明しており、四半期ベースでは約9%の増加にあたる。
増資と自社株買いを併用、株数は純減
フォワードは第3四半期に、市場価格で随時売却するATM(アット・ザ・マーケット)増資で普通株9万3,642株を売却した。一方で発行済株式数は3月末の7,631万株から6月末は7,384万株へと、約247万株純減している。
同社は、株価が純資産価値(NAV)を上回る局面では株式を発行し、下回る局面では自社株買いを行う方針を示している。株数の純減は、この期に買い戻しが増資を上回ったことを示す。
同社のライアン・ナビ最高投資責任者(CIO)は「我々の使命は1株当たりSOLを最大化し、長期の株主価値を生み出すことだ」とコメントした。ラッセル2000および3000指数への組み入れが、機関投資家からの資金調達手段を広げるとも説明している。
フォワードは2025年9月、ギャラクシー・デジタルやジャンプ・クリプトなどの支援を受けてソラノ・トレジャリー戦略を開始した。SOLの購入・保有・ステーキングを通じ、ソラナ経済圏の拡大を掲げている。
もっとも、こうしたトレジャリー企業の株価は、保有する暗号資産の価格と高い相関を持ちやすい。同社もリリースで、SOL価格の変動性の高さをリスク要因として挙げている。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=162.5円、1SOL=78.55ドル)



