カザフスタン国立銀行は、同国初となる暗号資産(仮想通貨)交換業のライセンスを付与したと公式テレグラムで発表した。取得したのは、アスタナ拠点のPax Finance(パックス・ファイナンス)である。同国メディア、クルシフが2日に報じた。
売買・保管、ATM設置が正式に可能に
国立銀行によると、今回のライセンスにより、パックス・ファイナンスは暗号資産の売買と保管を正式に手がけられる。あわせて、店舗の開設や暗号資産ATMの設置も認められる。
これらの事業は、カザフスタンの法律の枠組みの中で運営される。無登録・無許可で行われてきた暗号資産の交換業を、規制の下に取り込む狙いがある。
クルシフによると、パックス・ファイナンスは2026年5月20日に登録された。同社は、経済学者や暗号資産教育事業の関係者ら3人が設立したとされる。
カザフスタンでは、2026年5月1日からデジタル資産市場の参加者を対象とする免許制度が施行されている。市場に参加する事業者は、国立銀行でライセンスを取得するか、口座の登録手続きを行う必要がある。
カザフスタンは、暗号資産政策を段階的に整備してきた。トカエフ大統領は2025年9月、国家規模の暗号資産準備金の創設と、2026年までの包括的なデジタル資産法の制定という構想を示していた。
同月には、同国初の国家暗号資産準備基金「アレム・クリプト・ファンド」も運用を開始した。今回の交換業ライセンス付与は、こうした一連の制度整備が実務段階に入ったことを示すものとなる。
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