ビットコイン
BTCは2日(執筆現在)、7万1,000ドルを下回り弱い値動きが続いている。前日の日足も大きな陰線を付けており、弱気ムードが色濃くなってきている。ビットコインの重要なサポートが下方にブレイクされたという指摘や、複数の指標が市場構造の弱さを示している、といった分析が確認されている。
重要サポートラインの攻防が続く
暗号資産(仮想通貨)情報プラットフォームのFox Viewは2日、自身のXにて「ビットコインの重要なサポートが崩壊した」と指摘した。
これまで数週間に渡って、価格を8万3,000ドル付近まで押し上げてきた上昇トレンドラインが、ついに一度下抜けられた。とはいえ、現在は買い手がこのラインを奪還できるかどうかを試している段階であるため、完全に弱気へ転換したとは考えるのは時期尚早だ。
この価格帯では過去にも何度も反発や反落が発生しており、多くの市場参加者が注目しているゾーンだ。そのため、ここでの攻防結果は短期的な方向性を決める可能性が高い。
もし価格がこのラインを再び上抜け、一定期間キープできれば、今回の下抜けはダマシとなり、再び上昇トレンドが再開する可能性が出てくる。
一方、奪還に失敗し、ラインがレジスタンスへ転換してしまった場合は、市場構造が弱気に傾き、より深い下落へ発展するリスクが高まる、とFox Viewは結論づけた。
オンチェーン指標は依然として弱気
暗号資産(仮想通貨)トレーダーのCGT Trader氏は2日、自身のXにて「現在のビットコイン市場は、ロング勢にとって厳しい状況だ」との見解を示した。
その根拠の一つとなるのは、直近の下落後も資金調達率(Funding Rate)が依然として高いプラス圏にある点だ。これは、依然として市場にロングポジションが多く残っていることを意味する。
さらに未決済建玉(OI)の増加は、下落中にもかかわらず新たなポジションが積み上がっていることを示す。この組み合わせは、「市場参加者が依然として強気に傾いている」ことを意味している。
また、現物市場のCVDは依然としてマイナス圏で下落を続けており、ビットコイン現物需要は低迷している。
以前の上昇局面では、積極的な現物買いによって価格が押し上げられていたが、今回の調整では逆に、積極的な現物売りが下落を主導している構図だ。
この状況が続く限り、市場はロングポジションを何度も清算しながら下落する、いわゆる「ロングスクイーズ」が発生しやすく「さらに安値を更新する展開も見えてくる」とCGT Trader氏は結論づけた。
Fox Viewの分析では、現在ビットコインは数週間続いてきたサポートラインを試している段階で、短期的なトレンドを決定づける重要な局面にある。また、CGT Trader氏は市場全体の構造が弱気に傾いているとして、トレーダーに対し警鐘を鳴らしている。
関連: 仏シークアンス、ビットコイン戦略を1年で終了──転換社債全額償還し半導体事業に集中
関連: ビットコイン下落継続、月足陰線ほぼ確定──「まだ途中段階」と「ブルトラップ完成」の分析



