バイナンス、グラント・ソントンと提携し会計基盤強化へ

ヤマダケイスケ
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さらなる会計基盤強化のため、グラント・ソントン・シンガポールと提携

海外大手の暗号資産(仮想通貨)取引所「Binance(バイナンス)」は4日、世界規模の会計事務所である「グラント・ソントン」のシンガポール法人をグローバル会計・税務アドバイザーに任命したことが明らかとなった。

今回の戦略的な動きは、バイナンスのグローバルビジネスにおける監査に向けた万全な準備を行うため、同社の財務ガバナンスを強化することを目的にしている。財務報告や税務に対するアドバイスなどのサービスをグラント・ソントン・シンガポールから受けることで、バイナンスのさらなる会計強化を図ろうといった狙いだ。

グラント・ソントン・シンガポールはバイナンスが今後の監査に向けて国際財務報告基準(IFRS)に会計基準をあわせ、既存の暗号資産(仮想通貨)やその他取引の会計方針を調整し、文書化することをバックアップしていくとのことだ。

グラント・ソントンのCFOサービス責任者である「チェタン・ハンス氏」は今回の提携に対して、「アドバイザーとして、私たちはバイナンスがIFRS基準に会計方針を合わせるというコミットメントを支援し、この目標を達成するためのバイナンスの経営をサポートすることに熱心です」と述べている。

また、バイナンスの財務担当である「カイザー・ング氏」は、「当社の会計プロセスに対する信頼を構築し、将来の監査の準備に大きな後押しとなる重要なステップ」と述べた。さらに、バイナンスが単なる暗号資産取引所から、従来の金融事業と同様のガバナンス・ビジネス構造へ変化してきている点も強調している。

今回のグラント・ソントン・シンガポールとの提携は、バイナンスの財務ガバナンスをより強固なものとする重要なステップとなった。バイナンスは将来的な監査のための地固めをしっかり行い、より透明性の高いグローバルなプラットフォームとしての地位の確立を目指している。

情報ソース:バイナンス公式サイト

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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