暗号資産取引所Backpack(バックパック)の証券部門であるバックパック・セキュリティーズは11日、トークン化インフラを手がけるサンライズと共同で、スペースXのトークン化株式「$SPCX」をソラナ
SOL上で提供すると発表した。スペースXの米ナスダック上場と同日の12日(米国時間)に取引を開始し、新規株式公開(IPO)の初日からオンチェーンでスペースX株にアクセスできるようにする。
実株と1対1で裏付け 従来の証券口座への移管も可能
$SPCXは、バックパック・セキュリティーズが購入・保管する実際のスペースX株と1対1で対応するトークンだ。保有者はトークンをバックパックに預け入れて現物株に償還し、株式口座移管サービス(ACATS)を通じて既存の証券口座へ移すことができる。適格な株式を再びトークン化してオンチェーンに戻す双方向の設計で、配当などのコーポレートアクションにも対応する。
オンチェーンでの流通は、ソラナの資産ゲートウェイを担うサンライズが担当し、取引は24時間365日可能。ファントムやソルフレアなどのウォレットによるセルフカストディにも対応する。
バックパックのアルマーニ・フェランテCEOは「トークン化株式の未来は、価格エクスポージャーをオンチェーンに載せるだけではなく、原資産となる証券を金融システム間で移動可能にすることだ」と述べている。
取引で最大600ドル分のスペースX株を獲得できるキャンペーン
ローンチに合わせ、バックパックは報酬キャンペーンを実施する。公式サイトのクエストページによると、暗号資産の現物および永久先物の取引を通じて最大600ドル分のスペースX株を獲得でき、この中には株式を保有し続けるユーザー向けの20%の「Stock Holder Bonus」が含まれる。
史上最大のIPOと同日にオンチェーン市場が始動
スペースXは11日(米国時間)、IPO価格を1株135ドルに確定した。売出株式数は5億5,555万5,555株、調達額は約750億ドルと史上最大規模で、公開価格に基づく時価総額は約1兆7,700億ドルに上る。多くのトークン化株式が価格への連動のみを提供するのに対し、$SPCXは実株の裏付けと償還経路を備える点が特徴で、伝統金融の株式市場とソラナ上のDeFiを双方向につなぐ試みとなる。
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