レイヤー1ブロックチェーンのアプトスは14日、今年2月に公表したパフォーマンス主導のトークノミクス改革について、ガバナンス投票の可決状況を含む進捗を改めて報告した。同社はステーキング報酬の半減、ガス料金の10倍引き上げ、2億1,000万APTの永久ロック、そして21億APTのハード供給上限設定という4つの柱を軸に、デフレ供給への道筋を描いている。
ステーキング報酬半減・ガス料金10倍引き上げなど主要施策がガバナンス投票で可決済み
アプトスが今年2月に公開したブログによると、2月時点でのAPT流通量は11億9,600万枚。今回設定されるハード供給上限の21億APTと比較すると、残りの発行余地は約9億枚となる。アプトスはこの上限をプロトコルレベルで設けることで、無制限のエミッションに歯止めをかける方針だ。
供給を絞る施策としては、すでにステーキング報酬率を現行の5.19%から2.6%へ半減させるガバナンス提案が可決済みだ。なお、アプトス財団は2億1,000万APTを永久にロックしてネットワークのためにステーキングし続けるとし、これらのトークンが売却・配布されることは一切なく、そのステーキング報酬は財団の運営資金として活用されると説明している。
また、バーンを加速させる柱となるのが、こちらもすでに可決済みのガス料金の10倍引き上げと、ローンチ予定の完全オンチェーンDEX・デシベルだ。アプトスでは全てのガス料金がAPTの形でバーンされる仕組みとなっており、引き上げ後もステーブルコイン送金1件あたりのコストは約0.00014ドルと世界最安水準を維持するとされる。
デシベルでは、取引活動が活発になるほどバーン量も増加する仕組みとなっており、100市場規模で年間3,200万APT超のバーンが見込まれるという。オープンマーケットでの買い戻しプログラムも検討中とされ、供給減少・バーン増加・バイバックの三位一体でデフレ化を目指している。
今回の発表に対し、バリデータ運営大手・エヴァーステークは「非常に強気」と評価。アプトス発表の要点を整理したうえで、「アプトスはゲームを完全に変えた」と同社への期待を示している。
今後はAPTの永久ロックの実施やバイバックプログラムの詳細など、残る施策の具体化が注目点となる。これらが整い次第、アプトスのデフレ転換のペースがさらに加速する可能性があるだろう。
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