AIとブロックチェーンの融合|コード不要、数クリックでAIエージェント作成可能
「EternalAI(エターナルAI)」は24日、「ZKsync Era」と提携し、分散型AIエージェントの作成サービスを開始したと発表した。プログラミング知識がなくても、数クリックでAIエージェントを作成し、X(旧Twitter)上で自律的に活動させることができるようになる。
エターナルAIは「Agent Studio」というツールを提供しており、ドラッグ&ドロップ操作で簡単にAIエージェントのカスタマイズが可能だ。プログラミングの知識がなくても、AIエージェントを容易に作成・管理できる。
サービスの特徴:
- コーディング不要の直感的な操作性
- EAIトークンを利用したエージェントの起動
- Xアカウントとの連携機能
- 自律的な投稿、返信、エンゲージメント機能
さらに、エターナルAIはビットコインチェーン上でAIインフラを構築し、AIをdApps(分散型アプリケーション)に統合する取り組みを進めている。特にBase(ベース)チェーン上で稼働するAIカーネルにより、動的な意思決定が可能なAI駆動型スマートコントラクトの実現を目指す。
エターナルAIの市場データ:
- 時価総額:約51.1億円(3,255億ドル)
- 総供給量:10億EAI
- 流通量:2.019億EAI
- 過去最高値:約27円(12月24日)
- 24時間取引高:約1.19億円(75万7,980ドル)
エターナルAIの収益モデルは:
- AIモデルの作成者が、自身のモデルを公開して収益を得る
- ユーザーがAIにタスクを実行させる際に料金を支払う
- ノード運営者が計算サービスを提供し、トークンを獲得する
- 検証者が結果を検証し、報酬を受け取る
AIエージェントは、従来のWebサイトに代わる新しいインターフェースとして、自律的にインターネットを探索し、情報収集や学習、タスクの実行を行う能力を持つ。
AIエージェントの普及は、以下の分野に大きな影響を与えると予想されている。
- ソーシャルメディア:AIエージェントが個人のソーシャルメディアアカウントを管理し、投稿や返信を自動化する。
- ビジネス:企業がAIエージェントを活用し、データ分析、顧客対応、マーケティングなどの業務を効率化する。
- 経済:AIエージェント同士が自律的に取引を行い、新たな経済圏を形成する。
- 開発者:AIエージェントのフレームワークが開発され、開発者は独自のAIエージェントを簡単に作成できるようになる。
AIエージェントがブロックチェーン技術と連携することで、以下のような新たな可能性が生まれる。
- 自律的な取引:AIエージェントが暗号資産(仮想通貨)の取引を自動化し、効率的な市場形成に貢献する。
- 分散型金融(DeFI):AIエージェントがDeFiプロトコルと連携し、新たな金融サービスを提供する。
- NFTの活用:AIエージェントがNFTを生成、管理し、新たなデジタル資産の活用を促進する。
エターナルAIとZKsync Eraの提携は、AIと仮想通貨の融合を加速させるものだ。コーディング不要でAIエージェントを簡単に作成できる環境を提供し、個人や企業がAIを活用しやすくすることで、仮想通貨市場に新たな可能性をもたらすと期待されている。
関連:ZKsync初のAIエージェントプラットフォーム始動|助成金3億円で開発支援
関連:zkSyncEra、Linea上で稼働する取引所「Velocore」ハッキング