JinaCoinでは、国内上場企業によるビットコイン
BTC購入の動向を週次でまとめている。今週(4月27日〜5月1日)はリミックスポイント1社が約40BTC(5億円)を追加購入した。先週の2社・約49BTCに続き、リミックスポイントの買い増しが止まらない展開となっている。
今週のビットコイン購入国内上場企業
今週ビットコインの追加購入を開示した国内上場企業はリミックスポイント(3825)の1社である。
リミックスポイント(3825)──4月4度目の追加購入、5億円枠を2日で完了

リミックスポイントは4月27日の取締役会で新たに総額5億円の暗号資産追加購入を決議し、27日に19.72BTC(2.5億円、平均取得単価約1,267万円)、翌28日に20.30BTC(2.5億円、同約1,232万円)を購入した。前週の5億円枠に続き、今週も2日間で購入枠を使い切っている。
これにより4月の累計購入額は10億円、取得量は約80BTCに達した。BTC保有量は1,491BTCとなり、4位のANAPホールディングス(1,432BTC)との差は約60BTCに拡大している。
JinaCoinのデータによると、5月2日時点のBTC評価額は約184億円、平均取得単価は約1,379万円、未実現損益は約-22億円(-10.7%)。mNAVは1.76倍で、時価総額(約323億円)がBTC保有価値を上回る水準を維持している。同社は前期(2026年3月期)に暗号資産評価損58.9億円を計上する見通しを公表済みだが、新年度に入っても買い増しペースをむしろ加速させている。
国内上場企業BTC保有ランキング(5月2日時点)

5月2日時点の国内上場企業ビットコイン保有ランキング上位5社は以下の通りである。
1位:メタプラネット 40,177BTC(評価額約4,939億円、mNAV 0.84倍)
2位:ネクソン 1,717BTC(評価額約211億円、mNAV 101.55倍)
3位:リミックスポイント 1,491BTC(評価額約183億円、mNAV 1.76倍)
4位:ANAPホールディングス 1,432BTC(評価額約176億円、mNAV 0.34倍)
5位:コンヴァノ 763BTC(評価額約94億円、mNAV 5.54倍)
国内上場企業19社のBTC総保有量は46,404BTC(約5,705億円)で、BTCの総供給量(約2,002万BTC)の0.23%を占めている。
国内企業のBTC関連動向──購入以外の注目ニュース
直接のBTC購入には該当しないが、今週は国内企業による暗号資産関連の動きが大きく加速した。
SBIホールディングスはビットバンクに対し株式取得の意向表明書を提出し、連結子会社化に向けた協議を開始した。4月にSBI VCトレードとビットポイントジャパンの合併を完了させたばかりで、国内暗号資産取引所の再編が本格化している。
同日にはSBI VCトレード・アプラス・Visaが連携し、暗号資産が自動で貯まるクレジットカード「SBI VISAクリプトカード」を発行。XRP対応と投信積立連携は国内初だ。先週発表されたエポスカード×ビットバンクのBTC引き落とし型クレカに続き、暗号資産×クレカの競争が1週間で一気に激化した。
このほか、三ッ星(5820)が定款に「暗号資産の発行、売買、マイニング」を追加する議案を6月株主総会に付議すると発表。発電事業も同時追加しており、マイニング×自社発電の組み合わせを視野に入れている可能性がある。
今週の注目ポイント
今週の最大のトピックは、BTC購入そのものよりも国内暗号資産市場の「インフラ整備」が一斉に動いた点にある。SBI×ビットバンクの取引所再編、SBI×Visaの暗号資産クレカ、エポスカード×ビットバンクの決済サービス、三ッ星の新規参入準備と、1週間に複数の重要案件が集中した。
首位のメタプラネット(40,177BTC)は先週発表した80億円社債による追加購入がまだ実行されておらず、近日中の大規模買い増しが見込まれる。リミックスポイントは4月の4度の購入を経て1,491BTCまで積み上げたが、5月も同様のペースで買い増しを続けるかが注目される。




