ビットコイン
BTCは8万ドル付近から一時反落したものの、7万8,000ドル付近で底堅く買われ、5日は8万ドル付近で陽線を確定した。しかし、現在の高値が直近のピークになる可能性や、今後さらなる安値にトライする局面が来るといった、悲観的な見方をする専門家が依然として優勢だ。
複数のデータから4日が上昇ピークの可能性
暗号資産(仮想通貨)トレーダーのctm_trader氏は5日、自身のXにて「4日の高値が、強気相場のピークになる可能性が高い」との見解を示した。
これまでの2回の弱気相場では、いずれも5月4日前後で局所的な高値をつけ、その後に大きな下落へと転じていた。いずれのケースでも、その5月4日に向けて価格が上昇し、直近高値に到達したタイミングで強く反転するというのが共通した流れだ。
今回も過去のケースと似たパターンが形成されつつあるが、上昇の勢いにやや乏しく、強い上昇トレンドというよりは、一時的な戻りの動きに近い。
さらに、流動性の位置を見ると、現価格の下側に多くの買い注文が溜まっており、市場はその流動性を回収する方向へ動きやすい構造となっている。また、大きな時間軸でのトレンドも依然として下向きであり、全体としては弱気の流れが継続している。
「過去の下落ケースとの一致」「上昇の勢い不足」「下方向に偏った流動性」「長期的な弱気トレンド」という複数の要素が重なっている状況を踏まえ「過去のケースが繰り返されるか、注視しておこう」とctm_trader氏は締めくくった。
今週中の急落に注意、最終的な底は4万ドル台か
仮想通貨分析アナリストのLeshka.eth氏は5日、自身のXにて「ビットコインは今週急落する可能性が高い」と指摘した。
その根拠となるのは、現在のビットコイン市場が、過去の2018年や2022年の弱気相場でも見られた、再分配フェーズにある可能性が高いという点だ。
このフェーズでは、価格は一見すると安定しているように見えるが、実際には大口がポジションを整理しながら、最後の下落に向けた準備を進めている。そのため、レンジの中で価格が乱高下しながらも、最終的には下方向へ大きく動くケースが多い。
加えて注目されているのがMVRV Zスコアだ。現在この指標は底を示す緑ゾーンに近づいているものの、まだ完全には到達していない。過去のサイクルでは、このゾーンにしっかり入ったタイミングで初めて本格的な底打ちが確認されてきたため、現状は「あと一段の下落余地が残っている」と解釈できる。
そのため、最終的なシナリオとしては「4万5,000ドル〜5万5,000ドル付近までの下落、いわゆる『最後の投げ売り』が発生する可能性がある」とLeshka.eth氏は結論づけた。
ctm_trader氏は4日の高値が短期的なピークだと予測し、Leshka.eth氏はさらなる安値が記録されるリスクを指摘するなど、依然として弱気な見解を示す専門家が多い。一見強気に見える相場でも、いつ急落が起きてもいいように引き続き資金管理や損切りの設定を徹底すべき局面と言える。
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