米イーサリアム投資企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(NYSE:BMNR)は4日、101,745 ETH(約378億円相当)を追加購入したと発表した。同社の暗号資産(仮想通貨)や現預金などを合わせた総資産額は131億ドル(約2兆円)規模に達し、長期投資に向けた蓄積を進めている。
規制法案の進展とAI需要拡大を見据え、強気な蓄積戦略を継続
今回の追加購入により、同社のイーサリアム
BTC総保有量は約518万枚となった。これは市場に流通するイーサリアム供給量の4.29%を占める規模である。直近4週間は買い増しのペースを維持し、積極的な蓄積戦略を継続している。
発表によると、3日時点での同社のポートフォリオは、以下のように構成される。
- 5,180,131 ETH(約1.8兆円)
- 200 BTC(約25億円)
- 著名YouTuberのMrBeastが設立した「ビースト・インダストリーズ」の持分2億ドル(約314億円)
- OpenAIの未公開株を保有する「エイトコ・ホールディングス」への出資分8,300万ドル(約130億円)
- 7億ドル(約1,099億円)の現金
ステーキング事業の展開
同社は自社保有分の運用に加え、機関投資家やカストディアン向けにステーキング基盤「MAVAN」を展開している。現在、総保有量の約84%にあたる約436万ETHが同プラットフォーム上でステーキングされている状態だ。
現在の運用による年換算のステーキング収益は約2億9,700万ドル(約466億円)に上る。保有するすべてのイーサリアムがMAVANなどで完全に運用された場合、年間報酬額は約3億5,200万ドル(約553億円)に達すると試算されている。
法案の進展と強気な市場見通し
トーマス・リー会長は、米国の暗号資産規制の法的枠組みを定める「クラリティ法」の妥協案について、2026年内の可決に期待を示した。予測市場でも可決確率が60%を超え、過去1ヶ月間で最高水準に達するなど、規制環境の整備が進みつつある。
同氏は、資産のトークン化やAI領域での需要が成長の追い風になると指摘した。また、地政学的リスクが高まる中でも、イーサリアムは米国株の指標を大きく上回るパフォーマンスを見せていると言及。価値の保存手段や交換単位としての役割が実証されつつあると述べた。
機関投資家が下落局面を好機と捉え、大規模な買い増しとステーキングを継続している点は注目だ。法案整備の進展やAIとの融合を背景に、イーサリアムの実需拡大を見越した同社の動きは、個人投資家が中長期的な投資戦略を構築する指標となるだろう。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.1円、1 ETH=371,839円、1 BTC=12,475,663円)




