クロスチェーンインフラを提供するZetaChain(ゼータチェーン)は28日、同社のGatewayEVMコントラクトに対する攻撃が発生したことを公式X(旧Twitter)で発表した。影響を受けたのは内部のゼータチェーン・チームウォレットのみであり、現時点で一般ユーザーの資金への被害は確認されていない。
攻撃経路はブロック済み、クロスチェーン取引は一時停止
ゼータチェーンの発表によると、攻撃経路はすでに特定されてブロックされており、これ以上資金が侵害されるリスクはないという。ただし、安全を確保するための予防措置として、現在ゼータチェーン上でのクロスチェーン取引機能は一時的に停止されている。
今回の攻撃は内部のチームウォレットに限定されたものであり、ユーザーの資産は安全に保たれていると強調されている。プロジェクトチームは現在も詳細な調査を継続しており、すべての調査が完了した後に、攻撃の手口や被害状況をまとめた詳細な事後分析(ポストモーテム)を公開する予定だ。
4月はDeFi・クロスチェーン領域でセキュリティ事案が相次いでおり、業界の集計によると月間被害総額は6億ドルを超えている。Kelp DAOの約2.92億ドル流出やScallopの15万SUI流出など、サイドコントラクトや周辺インフラを狙った攻撃が目立つ中、今回のゼータチェーンの被害もクロスチェーン基盤のゲートウェイコントラクトが標的となった。
ゼータチェーンは迅速に攻撃経路を遮断し、ユーザー資金への影響を防いだが、クロスチェーン取引の再開時期については今後の公式発表を待つ必要がある。現在のネットワーク状況や復旧の進捗については、公式のステータスページ(status.zetachain.com)で随時確認できる。




