ビットコイン
BTCは6万1,000ドル付近から強い反発を見せ、前日の日足は6万3,000ドル半ばで陽線を確定した。12日(執筆現在)は直近高値付近で揉み合いを継続している。ビットコインが今後大きなレジスタンスゾーンまで上昇するという分析や、次の上昇サイクルが過去に比べて長期化するといった指摘が確認されている。
直近は6万6,000ドル付近が上昇メドか
テクニカルアナリストのwulf氏は12日、自身のXにて、ビットコインの短期的な展開に関する見解を共有した。
まず重要なのは、6万4,000ドル付近にある直近高値を試しにいくかどうかだ。この水準まで上昇し、さらにBOS(Break of Structure:市場構造の転換ポイント)を明確に突破できれば、その上にあるより大きなレジスタンスゾーン(6万6,000ドル付近)を再テストする可能性が高まる。
ただし、そのレジスタンス帯へ到達した後は、再び売り圧力が強まり、価格が6万4,000ドル付近まで押し戻される可能性が高い。
その後、価格が再びBOSラインを下抜けるようであれば、弱気シナリオが有効となり、6万ドルを目標としたショートポジションの優位性が高くなる。
一方、価格が現在の水準付近で反発を終え、より低い位置で高値を形成する「切り下げ高値」を作った場合、想定しているエントリーポイントまで到達せずに下落へ転じることも考えられる。
仮に今エントリーしたとしても、利益に対するリスクの比率(リスクリワード)が十分に魅力的ではないため「より明確な価格アクションが現れるまで待つ方が合理的だ」とwulf氏は締めくくった。
銅・金価格の比率が強気サイクル長期化を示唆
暗号資産(仮想通貨)アナリストのMatthew Hyland氏は12日、自身のXにて「次の強気サイクルは長期化する可能性がある」との見解を示した。
Hyland氏が注目したのは、銅価格と金価格の比率(Copper/Gold)を中心とした、市場全体の景気循環を示す複数の指標(Russell2000とS&P500の比率、Russell2000とNASDAQの比率、PMI、ビットコインドミナンス、アルトコインドミナンス、ETH/BTCなど)だ。
過去のサイクルでは、Copper/Goldが反転して上昇へ向かい始めたタイミングで、ビットコインはまだ過去高値を突破していなかった。2016年や2020年も同様で、ビットコインは以前の高値のすぐ下で推移していたが、その後に大きな上昇相場へ発展している。
そして現在も、ビットコインは当時と非常によく似た位置関係にある。つまり、Copper/Goldのマクロ指標が反転した一方で、ビットコインはまだ過去高値付近で推移しており、本格的な上昇トレンドの初期段階にある可能性があるという考え方だ。
さらに重要なのは、今回のマクロサイクルが過去よりも長期化している点だ。これまでのサイクルでは、Copper/Goldなどの比率が下落する期間はおよそ2年程度だったが、今回は4年以上にわたって低迷が続いた。
「下落サイクルが過去の約2倍の期間続いたのであれば、上昇サイクルも同様に長期化する可能性がある」とHyland氏は結論づけた。
wulf氏の分析では、ビットコインの価格が6万4,000ドルを明確に突破できれば、6万6,000ドルまで上昇する可能性が高い。また、Hyland氏は次の上昇サイクルが過去と比べ長期化する可能性を指摘した。
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