米イーサリアム投資企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(NYSE:BMNR)は20日、101,627 ETH(約370億円相当)を追加購入したと発表した。
すでに総供給量の4%超を保有、世界最大のトレジャリーがさらに買い増し
発表によると、19日時点での同社のポートフォリオは、以下のように構成される。総資産額は129億ドル(約2兆円)に達し、世界第1位のイーサリアム・トレジャリーの座を盤石なものとしている。
- 4,976,485 ETH(約1.8兆円)
- 199 BTC(約23億円)
- 著名YouTuberのMrBeastが設立した「ビースト・インダストリーズ」の持分2億ドル(約317億円)
- エイトコ・ホールディングスへの出資分1億700万ドル(約169億円)
- 11億2,000万ドル(約1,778億円)の現金
同社が保有する約497万ETHは、市場の総供給量の約4.12%を占める圧倒的な規模である。直近1週間でも10万枚超を取得しており、2025年末以来のハイペースな買い増しを実行している状態だ。
ステーキング事業の展開と収益見通し
同社は機関投資家向けステーキング基盤「MAVAN」を構築し、保有するイーサリアム
ETHのうち約333万枚を運用中だ。企業として世界最大規模のステーキング実績であり、今後は外部機関へもサービスを拡大する計画である。
全資産が運用された場合、現在の利回りで年間約3億3,000万ドル(約523億円)の報酬が見込まれるという。リー会長は「世界で他のどの組織よりも多くのイーサリアムをステーキングしている」と強調し、運用規模の大きさをアピールした。
「暗号資産の冬」終焉への強気姿勢
市場動向についてリー会長は、現在の低迷期が終わりに近いと予測する。地政学リスクが落ち着きを見せる中、ETHは2月の安値から41%上昇。「戦時下の価値の保存手段」としての特性が顕著になっているとした。
さらに、ウォール街での資産トークン化やAI需要の増加がイーサリアムの追い風になると分析。過去の低迷期とは異なり現在の株価下落は軽微である点に触れ、「暗号資産の冬」の終焉が近いと強気な姿勢を示した。
単なる投資目的の追加取得にとどまらず、購入した巨額のイーサリアムが自社のステーキング基盤に組み込まれる点に注目したい。市場から10万枚超のイーサリアムが新たにロックされることは、流通量の減少を招き、中長期的な価格上昇圧力を生み出す強力な要因となる。
関連:ビットマイン、イーサリアムステーキング基盤「MAVAN」ローンチ──314万ETHを自社運用
関連:ビットマイン会長「金・銀高騰が暗号資産の本質的価値隠す」
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.7円、1 ETH=364,779円、1 BTC=11,949,545円)




