ビットコイン
BTCは21日、7万4,000ドル付近から反発し現在は直近高値に再度トライする動きを見せている。そんな中、M2(マネーサプライ)や過去サイクルのパターンに基づき、ビットコインの下落相場が今後も続くという見解が複数確認されている。
M2のピークが弱気相場の本格化を示唆
暗号資産(仮想通貨)トレーダーのKilla氏は21日、自身のXにて「M2の観点から見て、ビットコインはまだ下落余地を残している可能性がある」と指摘した。
M2とは市場に出回っているお金の総量を示す指標であり、リスク資産の動きに大きな影響を与える。重要なのは、このM2とビットコインの動きには長年にわたって一定のパターンが存在している点だ。
過去のサイクルを見ると、ビットコインはM2がピークをつける前に天井を打つ傾向があった。その後、M2がしばらく増加を続けたとしても、ビットコインは横ばい、いわゆるレンジ状態に入りやすい。そして最終的にM2がピークを迎えたタイミングで、ビットコインが本格的な下落フェーズへ移行するケースが繰り返されてきた。
つまり、流れとしては「ビットコインが先に天井をつけ、その後M2がピークに達し、そこから下落が加速する」という展開が想定される。Killa氏によると、2012年以降複数回にわたって確認されているパターンだ。
現在の状況では、M2はまだ明確なピークをつけていない。つまり、これまでのパターンに当てはめると、本格的な下落局面はまだこれから訪れる可能性があるという見方ができる。
もちろん市場が完全に過去と同じ動きをするとは限らないが「長期間にわたって繰り返されてきた構造だけに、今回も機能する可能性が高い」とKilla氏は締めくくった。
過去サイクルに基づくと底入れは夏ごろか
暗号資産(仮想通貨)トレーダーのLP氏は21日、自身のXにて「ビットコインが再び底値に向かう可能性が高い」との見解を示した。
過去の最高値を上抜けた後に続いているビットコインの乱高下相場が、終盤に近づいている可能性がある。
これまでの弱気相場のパターンを踏襲するのであれば、ここから約70日以内に6万ドル付近の安値を一度試し、その後に本格的な底固めフェーズへ移行する流れが想定される。また、その後の底固めの期間は、おおよそ60日から90日程度のレンジ相場となることが一般的だ。
この期間中に市場は売り圧力を消化し、次の上昇に向けた土台を形成していく。そしてこのプロセスが完了すると、次の強気サイクルへと移行する流れとなる。今回のサイクルはこれまでよりも全体的にスピードが速く進行しているため、多少の時間短縮が起きる可能性はあるものの「期待値としては夏までに底入れが発生する可能性が高い」とLP氏は締めくくった。
M2のピーク到達前にビットコインが本格下落に入るというKilla氏のシナリオと、夏ごろまでに底入れが発生するというLP氏の時間軸。いずれも過去サイクルの傾向に基づく分析であり、今回も同じパターンが再現されるかは今後のM2データ次第となる。
関連: ビットコイン、今週の命運は月曜日に──直近11週中8週で機能した曜日パターンとは
関連: 【今日の仮想通貨ニュース】ビットコイン堅調も強弱交錯|企業取得・再編・流出が焦点




