- Nexo(ネクソ)とは?暗号資産を預けて金利を受け取れる海外のサービス
- Nexoは日本から使える?口座は開けるが、金融庁の登録はない
- Nexoの金利(年利)一覧と利息を受け取る条件
- 【編集部が検証】利用規約では、預けた資産の所有権はパナマの会社に移る
- Nexoの使い方(口座開設から利息の受け取り・出金まで)
- Nexoの口座開設と本人確認
- Nexoへの入金(暗号資産の送金)
- BitLending(ビットレンディング)からNexoへ送る方法
- Nexoで利息の受け取りに申し込む(オプトイン)とFixed-term Savings
- Nexoからの出金
- Nexoの借り入れ(Credit Line)は、暗号資産を担保にする仕組み
- Nexoのデメリット・注意点
- Nexoがおすすめな人・向いていない人
- Nexoに関するよくある質問(FAQ)
Nexo(ネクソ)は、暗号資産(仮想通貨)を預けて金利を受け取ったり、暗号資産を担保に借り入れたりできる海外のサービスです。この記事では、Nexoの基本情報と金利(年利)の一覧、利息を受け取るための条件、日本から使えるか、口座開設から利息の受け取り・出金までの使い方を、公式サイト・利用規約・金融庁の資料をもとに整理します。利用規約から分かる金利商品の仕組みや、米国での当局との和解など、使う前に知っておきたい注意点もまとめました(2026年10月30日時点)。
- 2026年10月31日:記事を全面的に書き直し、金利・利息の条件・利用規約の内容を公式サイトの最新の情報に更新。「Nexoの使い方」の記事を統合
Nexo(ネクソ)とは?暗号資産を預けて金利を受け取れる海外のサービス

Nexoは、2018年から運営されている暗号資産のサービスです。DeFi(分散型金融)とは違い、Nexoのグループ会社などが利用者の資産を管理・運用する中央集権型の仕組みをとっています。
Nexoの主なサービスは、預け入れ・借り入れ・交換・カードの4つです(カードは一部の国・地域)。
- 暗号資産を預けて金利を受け取る(Flexible Savings・Fixed-term Savings)
- 暗号資産を担保にした借り入れ(Credit Line)
- 銘柄の交換(Exchange)
- Nexo Card(ヘルプセンターが示す対象はEEA・英国・アルゼンチンなどの居住者で、日本は名前が挙がっていない)
ヘルプセンターは、グループの法人が世界各地にあり、200以上の国・地域にサービスを提供していると説明しており(2026年10月30日時点)、本社の国は示していません。
公式サイトによると、運用資産は70億ドル(約1兆1,012億円)超(2026年4〜6月期時点)、利用者は1,000万人超です。独自のNEXOトークン
NEXOを発行しており、保有する割合によって金利などの条件が変わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | Nexo(ネクソ) |
| 運営 | Nexoのグループ会社(金利商品の契約相手はパナマの会社) |
| サービス開始 | 2018年 |
| 主なサービス | 金利の受け取り(Flexible Savings・Fixed-term Savings)、借り入れ(Credit Line)、交換(Exchange)、Nexo Card(一部の国・地域) |
| 金利(年) | Flexible Savingsで最大13%、Fixed-term Savingsで最大15% |
| 利息を受け取る条件 | 残高5,000ドル(約78万6,600円)以上、受け取りの申し込み、銘柄ごとに約500ドル(約7万8,660円)以上 |
| 独自トークン | NEXO |
| 日本の登録 | 暗号資産交換業者の登録なし |
| 規約の準拠法 | ケイマン諸島法(EEA・英国・米国などを除く地域向けの規約) |
| 公式サイト | nexo.com |
| 公式X | @Nexo |
Nexoは日本から使える?口座は開けるが、金融庁の登録はない
Nexoを日本から使えるかを、ヘルプセンター・利用規約・金融庁の資料で確かめました(2026年10月30日時点)。
| 確認した資料 | 中身 | 日本・Nexoは |
|---|---|---|
| ヘルプセンターの口座を開けない国・地域 | アフガニスタン、ブルガリア、カナダ、キューバ、イラン、北朝鮮、米ニューヨーク州など | 入っていない |
| 利用規約(2026年10月26日更新)を適用しない地域 | EEA、英国、米国、カナダ、アラブ首長国連邦、オーストラリア、ニュージーランドなど | 入っていない |
| 金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(2026年9月30日現在、27業者) | Nexoの名前。NEXOトークンを扱う登録業者 | Nexoはなし。NEXOを扱う業者は0社 |
| 金融庁の無登録業者への警告の一覧(国内・海外) | Nexoの名前 | なし |
口座を開けない国・地域や、規約を適用しない地域に、日本は入っていません。ただし、規約はサービスや条件が居住地によって異なるとしており(第4章7)、ヘルプセンターも、一部のサービスや銘柄は地域によって使えないとしています。
Nexoは日本の暗号資産交換業者ではなく、日本の利用者保護の枠組みの外にあるサービスです。金融庁の警告の一覧に名前がないことも、日本で登録を受けていることを意味しません。
Nexoの金利(年利)一覧と利息を受け取る条件
Nexoの金利は、銘柄、ロイヤルティ階層(後述)、利息の受け取り方で変わります。預け方は、主に次の2つです。
| 預け方 | 期間 | 利息 |
|---|---|---|
| Flexible Savings | いつでも引き出せる | 預けた銘柄で受け取る場合は毎日の複利 |
| Fixed-term Savings | 銘柄に応じて1・3・6・12か月のいずれか。期間が終わるまで出金できない | 期間の終わりにまとめて支払われる |
2026年10月30日時点で、公式サイトに表示された主な銘柄の金利の上限を一覧にしました。
| 銘柄 | Flexible Savings | Fixed-term Savings |
|---|---|---|
ビットコイン(BTC) BTC | 最大4.5% | 最大5.5% |
イーサリアム(ETH) ETH | 最大5% | 最大6% |
XRP XRP | 最大5.75% | 最大7.75% |
ソラナ(SOL) SOL | 最大7% | 最大8% |
USDT USDT | 最大9.5% | 最大11.5% |
USDC USDC | 最大8.5% | 最大10.5% |
ポルカドット(DOT) DOT | 最大13% | 最大15% |
| NEXO | 最大3% | 最大9% |
- ロイヤルティ階層がPlatinum
- 利息をNEXOトークンで受け取る(NEXOを除く)
- Fixed-term Savingsを使う
BTC・ETH・XRPなど一部の銘柄は、一定の残高を超えた分の金利が低くなります。
金利は一定ではありません。利用規約は、金利は随時変わることがあり、これまでの金利が今後も続くとは限らず、金利商品の相手方は一定の金利を常に保証するものではないと定めています(第9章3.2)。公式サイトにも、金利は地域やロイヤルティ階層などで異なり、アプリの表示を確認するようにとの注記があります。
Nexoで利息を受け取るには残高5,000ドル以上が必要
利息の受け取りには、4つの条件が決められています。口座の残高が5,000ドル以上で、受け取りに申し込んでいることが前提です。
- 口座の残高(Portfolio Balance)が5,000ドル(約78万6,600円)以上
- アプリで利息の受け取りに申し込む(オプトイン。EEAの外に住む人は必要で、期間は365日)
- 銘柄ごとに約500ドル(約7万8,660円)以上を預ける(Flexible SavingsとFixed-term Savingsで別々)
- 資産を貯蓄用のSavings Walletに置く(NEXOトークンは借り入れの担保を置くCredit Walletでも可)
残高が5,000ドルを下回っても、すぐに利息が止まるわけではありません。7日の猶予があります。
| 場面 | どうなるか |
|---|---|
| 下回ってから7日 | 5,000ドル以上に戻すまでの猶予がある |
| 7日目の時点で下回ったまま | 利息の受け取りとロイヤルティ制度の特典が止まる |
| Fixed-term Savingsで期間中の資産 | Baseの階層の金利で利息が付き続ける(NEXOトークンで受け取る上乗せはなし) |
| Nexoのほかのサービス | 多くは引き続き使える |
受け取りに申し込んでいれば、利息は毎日決まった時刻に処理されます(時刻はUTC)。
- 初めての支払いは、資産がSavings Walletに入ってから24〜52時間後
- 入った資産は、毎日5時に利息の対象として扱われる
- 23時59分59秒に残高が確認される
- 翌日の5時〜9時に支払われる
ロイヤルティ階層はNEXOトークンの割合で決まる
ロイヤルティ階層は、NEXOトークンの価値が、NEXO以外の資産の価値の何%にあたるかで決まります。階層が高いほど、金利の上乗せや借り入れ金利の引き下げを受けられます。
| 階層 | NEXOトークンの割合 |
|---|---|
| Base | 不要 |
| Silver | 1%以上 |
| Gold | 5%以上 |
| Platinum | 10%以上 |
計算例
たとえば、ビットコインを5万ドル(約786万6,000円)分、NEXOトークンを2,000ドル(約31万4,640円)分持っている場合、割合は2,000÷50,000で4%となり、Silverです。階層はリアルタイムで計算されるため、NEXOトークンの値動きで割合が変わると、階層も上下します。
Flexible Savingsの利息は、受け取る銘柄によって上乗せの有無と計算方法が分かれます。
| 受け取る銘柄 | 金利の上乗せ | 計算 |
|---|---|---|
| 預けた銘柄と同じ銘柄(初期設定) | なし | 毎日の複利 |
| NEXOトークン | 階層に応じて0.25〜2% | 元本だけにかかる単利 |
ヘルプセンターの計算例
Platinumの人が1,000SOLを預け、NEXOトークンで受け取ると年7%(5%+上乗せ2%)で、1日の利息は約0.1918SOL相当、1年で70SOL相当になります(支払いはNEXOトークン)。
この例は金利が1年間変わらない場合の計算で、SOLやNEXOトークンの価格の変動は含まれていない点に注意が必要です(JinaCoin注)。
【編集部が検証】利用規約では、預けた資産の所有権はパナマの会社に移る
EEA・英国・米国などを除く地域向けの利用規約(2026年10月26日更新)では、利息の受け取りに申し込むと、附属書III(Earn Interest Product)の条件で資産を貸すことに同意した扱いです(附属書III 第2章1)。
| 条項 | 書かれていること |
|---|---|
| 附属書III 第1章3 | 金利商品の相手方は、BTCはKeystone BTC Fund Inc.、ETHはKeystone ETH Fund Inc.、XRPはKeystone XRP Fund Inc.、それ以外はKeystone Capital Fund Inc.。いずれもパナマの法律で登録された会社 |
| 附属書III 第1章2 | 金利商品は相手方が提供し、Nexoは自社のサイト・アプリ上で使えるようにする技術面の運営者にとどまり、金利商品について責任を負わない |
| 附属書III 第1章6 | 2026年2月22日までに使っていた金利商品は、同日付でNexoから相手方に移った |
| 第9章3.2 | 利用者は資産を第三者(third-party)である相手方に貸す。預けた資産の所有権は相手方に移り、相手方が自由に使える。引き出しが制限されることがあり、一定の金利が常に続くことは保証されない |
| 第9章3.1.2 | Nexoは銀行ではなく、口座は預金保険や投資家補償の対象ではない |
| 第9章3.1.3.1 | 金利商品に貸した分を除き、口座の資産をNexoが交換・担保差し入れ・貸し出し・売却などに使える |
| 第12章3 | 規約違反、当局の要請、違法な取引の疑い、最低残高などの条件を満たさない場合などに、口座を凍結・制限できる |
| 第14章4 | Nexoの責任の総額は、請求のもとになった出来事の前の12か月に、そのサービスで利用者が支払った手数料が上限(法律で認められる範囲で) |
| 第18章 | 準拠法はケイマン諸島法で、紛争はケイマン諸島の裁判所で扱う。集団訴訟には参加できない |
- 日本のように規約の適用除外に入っていない地域の人が利息を受け取る場合、現行の規約では、預ける銘柄に応じて、パナマの4社のいずれかが金利商品の契約相手
- 預けた資産の所有権は相手方に移り、口座は預金保険や投資家補償の対象ではない
- この相手方の社名は、今回確認した公式サイトの金利・Fixed-term Savings・ロイヤルティ制度のページには載っていない
Nexoの保管体制は、旧記事の説明から変わった
公式サイトの保管体制の説明は、以前のJinaCoinの記事の記述と異なります。表で比べると、提携先も保険の記載も変わりました。
| 項目 | 以前のJinaCoinの記事 | 2026年10月30日の公式サイト |
|---|---|---|
| 保管の提携先 | BitGo(ビットゴー) | レジャーのLedger Vault、Fireblocks、Bakkt(米国)、Tangany(EEA) |
| 保険 | 保管先を通じた最大7億7,500万ドル(約1,219億2,300万円) | 保険の金額は見当たらない |
| 資産の証明 | Armanino(アルマニーノ) | アルマニーノの名前は見当たらない |
同じページでは、情報セキュリティの国際規格ISO/IEC 27001:2022の認証や、SOC 2 Type 2の監査を3年続けて受けたことを示しています。いずれも情報管理の体制についての認証・監査で、預けた資産の返還を保証するものではありません(JinaCoin注)。
ハッキングの履歴も確かめました。DefiLlama(ディファイラマ)のハッキング被害の記録(2026年10月30日取得、1,330件)に、Nexoの名前はありません。この記録に載っていなくても、被害がなかったとは言い切れない点に注意が必要です。
Nexoの使い方(口座開設から利息の受け取り・出金まで)
- 口座開設と本人確認
- 暗号資産の入金
- 利息の受け取りの申し込み
- 必要なときに出金
記事の画面は2025年2〜4月に撮影したものです。画面の表示や手順はアプリの更新で変わることがあるため、実際の画面の案内に沿って進めてください。
Nexoの口座開設と本人確認

- 公式サイトかアプリで「Sign up」を選ぶ
- 「Personal Account」を選んでメールアドレスを入力し、「Continue」を押す

- メールに届いた認証コードを入力する

- パスワードを入力する
- 利用規約などへの同意にチェックを入れ、「Create account」を押す
- 「Add personal information」を押す
- 居住国(Japan)、氏名、住所などをローマ字で入力する

- 個人情報を送ったら、「Verify your account」を押す

- 画面右上の言語の表示から、日本語に切り替えられる
- 「アメリカ合衆国を除くすべての国」を選び、「続行」を押す


- 発行国(日本)と書類の種類(運転免許証・IDカード・居住許可証・パスポート)を選ぶ
- スマートフォンで続ける場合は、表示されたQRコードを読み取る
- 書類の表面と裏面を撮影する

- 画面の案内に沿って顔を撮影し、データのアップロードが終われば完了
| 条件 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 年齢 | 18歳以上(契約を結べる年齢がそれより上の国では、その年齢以上) | 利用規約 第4章1.4 |
| 口座の数 | 1人1つ | 利用規約 第4章2 |
| 入金・出金 | 暗号資産の入金や出金は、本人確認が終わってから使える | ヘルプセンター |
- ログインの2段階認証(認証アプリ・SMS・メールから方法を選べる)
- 出金先を登録済みのアドレスに限る設定(ホワイトリスト)
JinaCoinのリンクから登録すると、Nexoの紹介プログラムの特典を受け取れます。報酬はNEXOトークンです。
- 特典:最大2,500ドル(約39万3,300円)相当のNEXOトークン
- 計算:30日間の平均残高の0.5%を、紹介した人と2人で分ける(平均残高100万ドルで1人2,500ドル相当)
- 条件:JinaCoinのリンクから登録して本人確認を終え、登録から30日以内に5,000ドル以上を入金し、さらに30日間保つ(期間中は毎日5,000ドル以上)
- 受け取り:残高5,000〜2万5,000ドルは一括、2万5,000〜100万ドルは3か月に分けて付与
- 注意点:紹介リンクを通さずに登録すると対象外。対象の国・地域は紹介のページに書かれていない
Nexoへの入金(暗号資産の送金)
- 資産の一覧で、入金したい銘柄の「Transfer」から「Add」を選ぶ(Webの場合)

- 送金元と同じネットワークを選ぶ
- 表示されたNexoの入金アドレスをコピーする
- 送金元で同じネットワークを選び、アドレスを貼り付けて送る
利用規約は、誤ったアドレスに送った場合や、Nexoが扱っていない銘柄を送った場合、資産は取り戻せずに失われ、Nexoは責任を負わないとしています(第5章2)。
- 初めて送るときは、少額で試すと、アドレスやネットワークの誤りに気づける
- 国内の暗号資産交換業者から送る場合、トラベルルールの対応により、送金先として選べないことがある。送金元の取引所が案内している送金先の一覧を、先に確認する
BitLending(ビットレンディング)からNexoへ送る方法
BitLending(ビットレンディング)は、株式会社J-CAMが運営する暗号資産のレンディングサービスです。BitLendingに貸し出している暗号資産は、返還を申請するときに、Nexoの入金アドレスを返還先に指定すれば、Nexoへ送れます。
BitLendingの利用規約は、返還をユーザーが指定するウォレットアドレスに送る方法で行うと定めています(第7条3)。よくある質問の案内も、国内外の取引所やウォレットへの返還ができるという内容です。
- Nexoで、送りたい銘柄の「Transfer」から「Add」を選ぶ(Webの場合)
- ネットワークを選び、表示された入金アドレスをコピーする
- BitLendingのマイページで返還を申請する
- 返還先に、コピーしたNexoの入金アドレスを指定する
- 返還が送られたら、Nexoの資産の一覧に反映されたかを確かめる
- 貸し出してから30日間は、返還を申請できない(利用規約 第7条1)
- 返還は、貸し出しの終了日の翌日から7営業日以内。申請が集中したときなどは延びることがある(第7条3・4)
- 返還手数料は年4回までBitLendingが負担し、5回目からはネットワーク手数料(BTCは0.00015BTC、TRC-20のUSDTは1USDTなど)が差し引かれる。回数は毎年1月1日にリセット
- BitLendingが返還に使うネットワーク(USDTはERC-20・TRC-20など)と、Nexoの入金で選ぶネットワークを同じにする
なお、運営会社の株式会社J-CAMの名前は、金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(2026年9月30日現在)にありません。
BitLendingは2026年7月17日のお知らせで、法改正により暗号資産レンディングの事業者は金融庁への登録が求められる見込みとしたうえで、サービスを続ける方針を示しています。
Nexoで利息の受け取りに申し込む(オプトイン)とFixed-term Savings
- アプリで「Savings Hub」を開く
- 「Optimise earnings」の欄で「Earn daily interest」を選ぶ
- 「Terms of Service」に同意し、「Start earning」を押す
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Webで申し込む | 「My Profile」→「Security & Settings」→「Daily interest」 |
| 申し込みの期間 | 日本を含むEEAの外に住む人は365日。途中でやめることも再開することもできる |
| 受け取りをやめる | 「Security & Settings」→「Settings」→「Savings settings」で、「Earn daily interest」をオフにする |
| やめた後 | 翌日から利息の支払いが止まり、Fixed-term Savingsの新規作成や更新もできなくなる |
Fixed-term Savingsは、期間を決めて資産を預ける仕組みです。期間中は出金できない点に注意が必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 期間 | 銘柄に応じて1・3・6・12か月のいずれか |
| 金利 | Flexible Savingsより高く設定されている |
| 利息の支払い | 期間の終わりにまとめて |
| 期間中の出金 | できない |
| 期間の切り替え | BTC・ETH・USDCは、期間中に別の固定期間へ切り替える機能がある |
Nexoからの出金
- 資産の一覧で、出金したい銘柄の「Transfer」から「Withdraw」を選ぶ(Webの場合)

- 外部のウォレットに送る場合は「External wallet」を選ぶ
- ネットワーク、出金先のアドレス、数量を入力する
- 手数料を確かめて「Withdraw」を押す
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 1日の出金の上限(暗号資産) | 50万ドル(約7,866万円) | ヘルプセンター |
| 無料で出金できる回数 | 残高5,000ドル以上のPlatinumの人は月1回 | ヘルプセンター |
| ロイヤルティ制度の特典の一覧 | 15を超えるネットワークでの出金を、回数の制限なく無料 | 公式サイト |
| 同じ一覧のもう一つの記載 | 銀行口座への出金、またはBTC・ETH・Celestia(セレスティア、TIA) TIA・BSC(BNBスマートチェーン)での出金のうち、月1回が無料 | 公式サイト |
出金の手数料や無料になる回数は、ロイヤルティ階層などで変わり、記載も資料によって異なります。出金前にアプリで手数料を確かめてください。
Nexoの借り入れ(Credit Line)は、暗号資産を担保にする仕組み
Nexoでは、暗号資産を売らずに担保にして、ステーブルコインなどを借りられます。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 借りられる額 | 50ドル(約7,866円)から200万ドル(約3億1,464万円)(通常のCredit Line) | 公式サイト |
| 信用調査 | なし | 公式サイト |
| 金利 | 年1.9%から。階層などの条件で変わる | 公式サイト |
| 金利の計算 | 360日を1年として毎日計算する複利。利息を定期的に支払う必要はない | 利用規約 附属書II 第3章 |
| 期間 | 12か月。満期に終了しなければ、12か月ずつ自動で延長 | 利用規約 附属書II 第5章 |
借りられる額の上限は、担保の価値に対する割合(LTV)で決まり、銘柄ごとに異なります。
| 担保にする銘柄 | LTV |
|---|---|
| ビットコイン(BTC) | 50% |
| イーサリアム(ETH) | 50% |
| USDT・USDC | 90% |
| NEXO | 15% |
LTVがNexoの定める清算の基準(アプリなどに表示)を超えると、Nexoは担保を売って借り入れを減らします。規約上、事前に知らせる義務はなく、相場を見てLTVを保つのは利用者の責任とされています(附属書II 第4章)。
Nexoのデメリット・注意点
Nexoを使う前に知っておきたい注意点は、大きく分けて次の4つです。
- 日本の暗号資産交換業者ではない
- 金利が下がり、利息の条件が厳しくなった(「改悪」と言われる理由)
- 米国の当局と和解した過去がある
- 利息には税金がかかる
Nexoは日本の暗号資産交換業者ではない
Nexoは、金融庁に登録された暗号資産交換業者ではありません。そのため、次の点に注意が必要です。
- 日本の法律による利用者保護の対象外で、金融庁の監督も受けていない
- 利用規約上の紛争は、ケイマン諸島の裁判所で扱われる
- 国内の業者が交付する年間取引報告書がない。確定申告に備えて、入出金や利息の履歴を自分で保存しておく必要がある
- 公式サイトの言語の選択肢に、日本語はない(2026年10月30日確認)
Nexoが「改悪」と言われる理由:金利の低下と残高5,000ドルの条件
Nexoの利用の条件や金利は、これまでにも変わっています。以前と今を比べると、条件は厳しく、金利は低くなりました。
| 項目 | 以前 | 2026年10月30日時点 |
|---|---|---|
| 残高5,000ドル | 2025年1月23日の発表で、5,000ドルの残高を推奨する方針を示した | 利息を受け取る条件(ヘルプセンター) |
| USDTの金利 | ステーブルコインを最大16%と紹介(以前のJinaCoinの記事) | Fixed-term Savingsでも最大11.5% |
利用規約でも、Nexoはサービスの条件や対象の銘柄を、いつでも変更できるとしています(第12章4)。預ける前と預けている間は、アプリに表示される最新の条件を確かめてください。
Nexoは2023年に米SECと和解している
Nexoは米国で当局と和解し、ブルガリアでは国を相手に仲裁を申し立てました。主な出来事を時系列で並べます。
- 2023年1月:ブルガリアの検察当局による刑事捜査を受ける(Nexoによる)
- 2023年1月19日:米証券取引委員会(SEC)が、Nexoの金利商品(Earn Interest Product)の販売は登録をしていない証券の販売にあたるとしてNexo Capital Inc.の責任を問い、Nexoが和解に応じたと発表
- 2023年12月21日:ソフィア市検察が、幹部への刑事手続きを打ち切る(Nexoによる)
- 2024年1月:世界銀行の投資紛争解決国際センター(ICSID)に、ブルガリアに30億ドル(約4,719億6,000万円)超の損害賠償を求める仲裁を申し立てる(Nexoの発表。2026年10月30日時点で、結果は確認できていない)
- 2025年4月28日:米国への再参入を発表
- 2026年2月16日:規制下の提携先と組んで、金利・交換・借り入れなどのサービスを米国で再開すると発表。暗号資産の取引基盤は米上場企業のBakktが提供
- Nexoは、制裁金2,250万ドル(約35億3,970万円)を支払うことと、米国の投資家への金利商品の販売をやめることに同意
- SECによると、Nexoは州の当局にも同じく2,250万ドルを支払うことで合意し、支払いは合計4,500万ドル(約70億7,940万円)
- SECとNexoによると、NexoはSECの認定を認めも否定もしない形で和解
なお、ヘルプセンターによると、ブルガリアの居住者は現在、Nexoの口座を開けません。
Nexoの利息にかかる税金と国税庁のFAQ
国税庁の「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」(令和7年12月最終改訂)で、レンディングなどで暗号資産を取得した場合は、取得した時点の価額(時価)を収入に算入するとされています(FAQ 1-7)。Nexoの利用に関わる主な項目は次のとおりです。
| FAQの番号 | 書かれていること |
|---|---|
| 1-7 | レンディングなどで暗号資産を取得した場合、取得した時点の価額(時価)を収入に算入し、かかった費用は必要経費になる |
| 2-2 | 暗号資産取引により生じた利益は、原則として雑所得。その年の暗号資産取引に係る収入金額が300万円を超える場合は、帳簿書類の保存があれば原則として事業所得、なければ原則として業務に係る雑所得 |
| 1-1、1-3 | 利息で受け取った暗号資産を売ったり、別の銘柄に交換したりしたときにも、利益が課税の対象 |
| 2-7 | 取得価額が分からない場合の確かめ方。国内の業者を通じた取引では年間取引報告書。国外の業者の取引は、取引の履歴と業者が公表する取引相場など |
| 2-11 | 雑所得の損失は、給与所得などと通算できない |
Nexoは国外の業者のため、取引の履歴は自分で保存しておく必要があります。FAQには、USDTやUSDCを名指しして、利息として受け取った場合の扱いを示した記載はありません。
Nexoの利息の個別の扱いや、紹介プログラムで受け取るNEXOトークンの扱いは、税務署か税理士に確認してください。
Nexoがおすすめな人・向いていない人
ここまでの利息の条件、借り入れの仕組み、日本での登録の有無(2026年10月30日確認)をもとに整理しました。
- 金融庁に登録された業者で、日本の利用者保護を受けながら使いたい人
- 残高が5,000ドル未満で、利息を受け取りたい人
- 日本語の公式サイトで情報を確かめたい人(公式サイトの言語に日本語はない)
- 残高5,000ドル以上の暗号資産を預けて、利息を受け取りたい人
- 暗号資産を売らずに担保にして、借り入れたい人
- 利用規約や英語の画面を自分で確かめながら使える人
Nexoに関するよくある質問(FAQ)
ヘルプセンターは、Nexoグループの法人が世界各地にあると説明しており、本社の国は示していません。EEA・英国・米国などを除く地域向けの利用規約(日本はこの除外に入っていない)の準拠法はケイマン諸島法で、金利商品の相手方はパナマの会社です。
口座を開けない国・地域の一覧に、日本(日本の居住者)は入っていません。ただし、Nexoは日本の暗号資産交換業者として登録されておらず、日本の利用者保護の対象外です。一部のサービスは、地域によって利用できない場合があります。
利用規約では、金利商品に預けた資産の所有権は相手方に移り、引き出しが制限されることがあり、預金保険などの対象でもありません。2023年には米国で金利商品をめぐり当局と和解しました。
ディファイラマのハッキング被害の記録(2026年10月30日取得)にNexoの名前はありませんが、載っていないことは被害がなかったことの保証にはなりません。
本人確認が終わっていない、Fixed-term Savingsの期間中、1日の出金上限を超えた、といった理由が考えられます。利用規約では、規約違反、当局の要請、違法な取引の疑いなどで、口座が凍結されることもあります。
7日以内に5,000ドル以上に戻さないと、利息の受け取りとロイヤルティ制度の特典が停止されます。Fixed-term Savingsで期間中の資産は、Baseの階層の金利で利息が続きます。ほかの多くのサービスは使えます。
以前のJinaCoinの記事では、USDTなどのステーブルコインの金利を最大16%と紹介していましたが、2026年10月30日時点ではFixed-term Savingsでも最大11.5%です。また、2025年1月に推奨とした残高5,000ドルは、今は利息を受け取る条件です。
BitLendingの利用規約では、返還はユーザーが指定するウォレットアドレスに送る方法で行います。返還の申請でNexoの入金アドレスを指定すれば送れます。貸し出してから30日間は返還を申請できません。返還は貸し出しの終了日の翌日から7営業日以内で、申請が集中したときなどは延びることがあります。
ヘルプセンターは、対象をEEA、アンドラ、モナコ、英国、アルゼンチンなどの居住者としています。日本は名前が挙がっておらず、使えるかはアプリのCardの画面で確認する必要があります。
紹介された人が紹介リンクから登録して本人確認を終え、登録から30日以内に5,000ドル以上を入金し、さらに30日間その残高を保つと、2人にNEXOトークンが付与されます。報酬は紹介された人の30日間の平均残高の0.5%を2人で分ける形で、1人あたり最大2,500ドル(約39万3,300円)分です。
日本の居住者が対象かは、アプリの紹介画面で確かめる必要があります。
Nexoのヘルプセンターによると、利息を受け取るには残高5,000ドル以上と受け取りへの申し込みが必要です。EEA・英国・米国などを除く地域向けの利用規約(2026年10月26日更新。日本はこの除外に入っていない)では、金利商品の相手方はパナマの会社です。
Nexoは、日本の暗号資産交換業者として登録されていません。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.32円)











