仮想通貨市場押し目形成か 仮想通貨チャート分析:ビットコイン、イーサリアム、リップル、シンボル

ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、シンボル(XYM)仮想通貨チャート分析 2024年11月27日
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目次

ビットコイン(BTC)価格分析

BTCUSD-1day20241127
BTCUSD-1day

ビットコインは25日月曜日から下落が続き、昨日26日も1.13%下落し、最安値では90,770.58ドルをつけた。現在、90,000ドルのサポートラインと短期20日移動平均線で抵抗されて、価格は91,000ドルから92,000ドル付近を推移している。

今後数日は90,000ドル以上で価格を維持するのか、或いは再度80,000ドル台のレンジを再度試すのかに注目が集まっている。今後の価格予想として、90,000ドルで抵抗され、買い圧力が強まれば再度100,000ドルを今週中にも試しに行く展開になると推測する。もし弱気派によって調整が深まれば、ビットコイン価格は再度85,000ドルから90,000ドル付近のレンジを試す可能性があるだろう。

ビットコイン価格が100,000ドルに達しなかった理由として、利益確定の売りの規模が大きかったことが明らかになった。11月21日にはビットコイン市場最大の1日の利益確定注文が入り、105億ドル(約1兆6275億円)と言う最高額の利確売りが発生した。

2017年、2021年の過去のバブル相場サイクルと比較すると、バブル相場では通常20% 30%程度急落することが多く、過熱した市場を修正するための動きがみられるため、今回の下落は異常なものではないと仮想通貨アナリストは語っている。ビットコインマーケットのアナリストであるチャーリー・シェリー氏は、「市場が利益確定をし、レバリッジを減らすサイクルパターンを示している」と述べ、100,000ドルに達する前の最後の調整かもしれないと予測している。

RSIはアメリカ大統領選挙が行われる前の水準に戻り、61付近を示している。

イーサリアム(ETH)価格分析

ETHUSD-1day20241127
ETHUSD-1day

イーサリアムは、26日2.63%下落し、3250ドルから3460ドル付近の価格で推移した。現在引き続き3200ドルから3500ドル付近のレンジの中を6日連続で推移しており、3200ドル付近の抵抗線が強力なサポートとして機能している状態だ。引き続き、目先の目標は3500ドル付近の上抜けが注目ポイントになっている。

日足では、直近高値の3370ドル付近を抜けて、小幅ではあるが上昇を試みている状況で、出来高も多くなってきていることや、数日前にゴールデンクロスが出現したことからも、上昇の準備を整えつつある相場感になっている。

今後の価格予想としては、買い圧力が強まって3500ドルを突破した場合、ショートポジションの損切りを巻き込んで、一気に上昇する可能性がある。価格は、月足レベルで意識されている3800ドル付近まで跳ね上がる展開になりやすいと推測する。反対に売り圧力が強まった場合は、ダブルトップが完成し、さらに価格を押し下げる可能性がある。価格は長期移動平均線が控えている3000ドル付近まで深い調整に入りやすい展開になる予測する。

リップル(XRP)価格分析

XRPUSD-1day20241127
XRPUSD-1day

リップルは、昨日26日1.12%下落し、終値は1.3984ドルで、4日連続陰線をつけて取引を終了した。

日足では、ローソク足の形状は、実体の短く下ヒゲが長い「下陰陰線」を連続で形成しており、売りの勢いが増していたものの、前回高値の1.347 8ドル付近で、強気派の買い圧力による強い抵抗があったことを示唆している。通常高値圏での下影陰線の出現は、下落への転換サインだと言われている。

XRPUSD-4hour20241127
XRPUSD-4hour

4時間足では、現在三角持ち合いの形成が確認できる。ここ数日の下落が、トレンド転換を示すものなのか、或いは短期レベルでの三角持ち合い形成フェーズなのかを判断するには時期尚早である可能性があり、この三角持ち合いをどちらの方向に抜けるのか見守ってからのエントリーを提案する。

三角持ち合いの上抜けに成功すれば、2021年5月以来の高値水準である1.627 0ドル付近の更なる高値到達を再度試しに行く展開になりやすいと推測する。反対に三角持ち合いを下抜けた場合は、週足レベルの長い調整フェーズに入る可能性が高いだろう。

シンボル(XYM)価格分析

XYMUSD-1day20241127
XYMUSD-1day

シンボルは、昨日は調整相場となり、2.23%下落した。価格は現在0.025ドルから0.026ドル付近を推移している。

日足では、買いサインである短期25日移動平均線と長期200日移動平均線のゴールデンクロスが出現した。価格は、2日連続で0.02745付近にある抵抗線を試しに行っているが、抵抗されて上ヒゲを付けている状況だ。直近では、この抵抗線に対してローソク足実態での上抜け成功に注目していきたい相場環境になっている。

XYMUSD-4hour20241127
XYMUSD-4hour

4時間足では、価格は引き続き上昇平行チャネル内で推移している。平行チャネルの上限上抜けに成功する前に、週足レベルで意識されている0.02745ドル付近レジスタンスラインの上抜ける必要があるが、上抜けに成功した場合は、上昇平行チャネルの高値を結んだ線や前回高値の0.03344ドル付近が次の目標となりそうだ。

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使用インジケーター

  • トレンドライン 
    • 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
  • 水平線 
    • 最高値or直近高値:ピンク 
    • 最安値or直近高値:水色 
    • レジサポライン:紫
  • SMA(単純移動平均線)
    • 短期(25日):青 
    • 中期(50日):赤
    • 長期(200日):緑
  • ボリンジャーバンド
    • 30SMA

使用オシレーター

  • MACD、RSI、出来高
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この記事を書いた人

仮想通貨やFX、AI系について執筆活動をするWebライター。海外留学中に為替をはじめとした金融マーケット情報に興味を持ち、2023年に仮想通貨とFX業界に参入。市場動向を常に追いかけ、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を両方取り入れた市場解析やシナリオ構築が得意。

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