ビットコインは6万4,000ドルを目前に強い売り圧力を受け、前日の日足は6万3,000ドル付近で陰線を確定した。9日(執筆時点)も引き続き上値が重く、6万2,000ドル台での攻防を続けている。価格が強力なサポート帯に近付いているという分析がある一方、価格構造が明確な弱気相場を示しているとの指摘も確認されている。
6万1,000ドル付近が直近のサポートか
暗号資産(仮想通貨)トレーダーのKaz氏は9日、自身のXにて「6万1,000ドル付近が強いサポートになる可能性が高い」との見解を示した。
現在のビットコインは、6万4,200ドル超まで上昇したところで調整局面に突入しているが、6万1,000ドル付近の価格帯はサポートとして機能する可能性が高い。この水準では過去にも強い買いが入り、大きな反発が発生している。
ただし、このサポートを維持できなかった場合は、レンジ下限付近に溜まっている流動性を回収する動きが発生し、最終的には5万8,000ドル付近まで下落が拡大する展開も考えられる。
一方で、まだ上側に未回収の流動性が残っているため、価格が6万5,000ドル〜6万6,000ドル付近までさらに上昇するシナリオも依然として残されている。
また、6月10日に発表されるCPI(米消費者物価指数)も重要なイベントとして意識されている。CPI発表前に期待感から価格が上昇し、その後売られる展開も十分考えられるだろう。
その場合、ゆっくりと乱高下しながら6万8,200ドル付近まで上値を伸ばす可能性もある。ただし、この価格帯はすでに多くの市場参加者が目標として意識しているため、その手前で反転する、いわゆるフロントランが起こるリスクにも注意が必要だ。
「7万ドル付近まで上昇してから買い手を巻き込んだあと、5万ドル前半まで下落する可能性が高い」とKaz氏は結論付けた。
最終的に4万ドル付近までの下落も
仮想通貨コミュニティのCHAIN MINDは9日、公式Xにて「現在のビットコイン市場は、引き続き売り圧力が優勢な局面である」との見解を示した。
直近のビットコイン価格は、反発するたびに高値の位置が低くなり、下落するたびに安値が深くなっている。過去の弱気相場ではこのような構造が長期間続いた後、最後に大きな投げ売りが発生し、そのタイミングで最終的な底を形成するケースが多かった。
CHAIN MINDの見立てでは、調整プロセスも終盤に差し掛かっており、最後の安値更新が迫っている。そして最終的な下落により、4万ドル付近まで到達したところで、弱気相場が終了する可能性が高い。
「現在の構造が維持される限り、次のフラッシュで底値へ向かうだろう」とCHAIN MINDは締めくくった。
Kaz氏の分析によると、ビットコインは短期的な調整局面に突入しているが、サポートから反発し短期的には7万ドル付近まで上昇する可能性が高い。一方でCHAIN MINDは、現在の価格構造が継続する限り、次の弱気フェーズで4万ドル付近まで下落する可能性があると指摘した。
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