米大手送金サービスのウエスタンユニオンは24日、2026年第1四半期決算発表の中で、米ドルに連動するステーブルコイン「USDPT」を2026年第2四半期(Q2)にローンチする計画を明らかにした。併せて、暗号資産ウォレット向けに同社のネットワークへのAPI接続を提供する「Digital Asset Network(DAN)」のパートナーが4月に稼働を開始する方針も示した。
USDPT・DAN・ステーブルカードをデジタルファースト戦略の柱に
同社はデジタルファースト戦略を構成する取り組みとして、ステーブルコイン「USDPT」の提供、暗号資産ウォレット向けネットワーク「DAN」の立ち上げ、ステーブルカード戦略の推進を掲げている。USDPTは、既存のグローバルネットワークとデジタル資産を接続する施策として示され、同社における価値として、決済コストの削減、競合との差別化、新規事業の創出、対象市場の拡大、預かり資金に伴う収益機会の創出を挙げている。
USDPTの顧客向けの価値については、暗号資産と法定通貨の橋渡し、金融サービスを十分利用できない層に対するデジタル決済へのアクセス、グローバルな利用可能性、米ドル建ての価格安定性、24時間365日の利用可能性の5点を挙げた。
USDPTの提供と並行して進めるDANは、暗号資産ウォレットが単一のAPIで同社のグローバルネットワークに接続し、入出金に利用できる仕組みである。同社は初のパートナーを2026年4月にローンチし、2026年中に7社以上のパートナーが順次稼働する予定としている。ウエスタンユニオンは、既存の送金ネットワークとデジタル資産を接続する施策を段階的に進める構えである。
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