ハイパーリキッド、HYPE・BTC担保で借入可能に

ハイパーリキッド、米国向け無期限先物計画を説明──規制承認が前提に
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
水澤 誉往
2 Min Read
Highlights
  • ハイパーリキッドが18日、担保を差し入れてステーブルコインを借りる手動借入機能を稼働させた
  • 公式によると初日の借入額は2億6,900万ドル(約420億円)。HYPEとBTCを担保にUSDCとUSDTを借りられる
  • 担保のLTVはHYPEが65%、BTCが50%。部分清算のしきい値はそれぞれ82.5%と75%に設定された

分散型取引所(DEX)のHyperliquid(ハイパーリキッド)は18日、手動借入(Manual borrows)機能を稼働させたと発表した。HYPEHYPEHYPEとビットコイン(BTCBTC)を担保として差し入れ、ステーブルコインのUSDCとUSDTを借りられる仕組みで、公式によると初日の借入額は2億6,900万ドル(約420億円)に達した。

ポートフォリオマージンと同じ基盤を使う

同社はXへの投稿で、ポートフォリオマージンと手動借入が同じHyperCoreの基盤を使っていると説明した。無期限先物のDEXとして知られてきた同プロトコルに、担保を預けて借り入れる機能が加わった形になる。

借りたクォート資産には利息が発生し、供給したクォート資産には利息が付く。金利は稼働率(utilization)によって決まる設計である。

公式ドキュメントによると、手動借入を使えるのはManual/StandardアカウントとUnifiedアカウントの利用者に限られる。ポートフォリオマージン(PM)アカウントでは借入が自動化されており、手動借入の操作は無効化されている。

供給する資産の扱いも分かれる。担保となるHYPEとBTCには利息が付かない。一方でUSDCとUSDTを供給した場合は利息を得られるが、手動借入の枠には算入されない。

HYPEのLTVは65%、清算は82.5%から

借入可能額は担保資産ごとのLTV(担保掛け目)で決まる。算式は供給量にオラクル価格とLTVを掛けたもので、複数の担保を差し入れた場合は合算される。

部分清算のしきい値は「(1+LTV)÷2」で算出される。

担保資産LTV部分清算のしきい値
HYPE65%82.5%
BTC50%75%

ドキュメントが示す例では、1枚40ドルのHYPEを100枚供給した場合の借入枠は2,600ドル。2,000USDCを借りている状態なら、追加で600USDCを借りられる計算になる。

この状態のヘルスファクターは130%である。LTVで加重した担保価値を借入額で割った値で、100%以下になると追加の借入ができなくなる。ただし100%を下回ること自体が清算を引き起こすわけではないと明記されている。

同じ例で清算価格を見ると、ヘルスファクターが100%となるのはHYPEのオラクル価格が約30.77ドルのとき。部分清算のしきい値に達するのは約24.24ドルである。担保価格の下落、追加の借入、担保の引き出し、利息の発生はいずれも清算リスクを高めるとしている。

利息は継続的に発生し、1時間ごとにインデックスされる。借入APYは稼働率に依存する。

なお借入は利用可能な流動性と、アカウント単位およびグローバルの上限に従う。担保が十分にあっても借入が制限される場合があるとしている。清算価格がN/Aと表示されても清算リスクがないことを意味しないとも注意している。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.00円)

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
Follow:
株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA