JPYC、累計発行額100億円突破──1日で25億円発行

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shoko-koyama
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Highlights
  • JPYC株式会社が18日、累計発行額が100億円を突破したと発表した
  • オンチェーンデータでは9月17日の1日で発行額が25億4,300万JPYC増加。前日の80億円から105億円へ
  • 同日の取引量は前日比113倍。一方でホルダー数の増加は429人、率にして0.59%にとどまった

日本円ステーブルコイン「JPYCJPYCJPYC」を発行するJPYC株式会社は18日、発行・償還サービス「JPYC EX」の累計発行額が100億円を突破したと発表した。同社は個人から国内事業者、海外プロジェクトまで利用が広がった結果だと説明している。

1日で25億JPYCが発行された

この100億円がいつ積み上がったのかは、オンチェーンのデータから追える。

非公式のダッシュボード「JPYC info」によると、累計発行額は9月16日の確定値で80億852万JPYCだった。それが9月17日の確定値では105億5,151万JPYCに達している。

指標9月16日9月17日増加
累計発行額80億852万105億5,151万+25億4,300万
累計償還額61億3,538万63億2,133万+1億8,595万
日次供給量18億9,648万42億5,766万2.25倍
日次取引量2億7,526万310億7,240万112.9倍
単位はいずれもJPYC。JPYC infoの確定値より。日付はUTC基準。1JPYC=1円

つまり100億円の大台は、9月17日の1日で25億4,300万JPYCが新規に発行されたことで超えた計算になる。同日の償還は1億8,595万JPYCで、差し引き23億5,705万JPYCの純増だった。

取引量の伸びはさらに大きい。日次の取引量は2億7,526万JPYCから310億7,240万JPYCへ、112.9倍に膨らんだ。発行の件数は前日の140件から5,103件へ、償還の件数は101件から508件へ増えている。

一方で、保有者の数はほとんど動いていない。

ホルダー数は9月16日の7万2,412人から、17日は7万2,841人。増加は429人、率にして0.59%にとどまる。チェーン別ではイーサリアムが445人増えた一方、ポリゴンは252人減っている。

同じ1日で、日次の供給量は2.25倍、取引量は113倍に増えている。そのなかで保有者の数は0.6%しか動いていない。新規の利用者が広がったというより、既存の一部のアドレスが大量に発行して動かした形が浮かぶ。

発行が増えたのは乖離した2チェーン

発行額をチェーン別に分解すると、増加の偏りがはっきりする。

チェーン9月16日9月17日増加増加に占める割合
Polygon39億9,571万54億1,965万+14億2,394万56.0%
Ethereum9億6,914万19億9,269万+10億2,354万40.2%
Kaia27億2,764万27億8,158万+5,394万2.1%
Avalanche3億1,602万3億5,760万+4,158万1.6%
累計発行額の内訳。単位はJPYC。JPYC infoの確定値より

ポリゴンとイーサリアムの2チェーンで、増加分の96.2%を占める。カイアは2.1%、アバランチは1.6%にとどまった。

この2チェーンは、9月17日にJPYCの価格が1円の想定水準から乖離したチェーンと一致する。JPYCは同日、韓国大手取引所Upbit(アップビット)への上場直後から急騰し、分散型取引所(DEX)では一時3倍を超える価格差が生じた。

18日0時すぎの時点でも、イーサリアムで1.72倍、ポリゴンで1.65倍の乖離が残っていた。

一方、アバランチは想定値とほぼ一致しており、乖離は生じていなかった。

JPYC株式会社は同日夜、イーサリアムとポリゴンの両ネットワークで発行予約を一時停止し、いずれも数時間で復旧している。停止の対象となった2チェーンも、乖離が確認されたチェーンと一致していた。同社は停止の原因を公表していない。

今回のリリースは、100億円突破の要因として利用環境とユースケースの拡大を挙げている。増加分の内訳は公表されていない。

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仮想通貨歴6年。ニュース記者歴4年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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