- ビットコイン(BTC):1時間足中期HMAでの反落から100,000ドル再試しの動きに注目
- イーサリアム(ETH):戻り形成後の再下落狙い、2,400ドル割れに注意
- リップル(XRP):中期的に1.95ドル付近までの下落が視野
- ソラナ(SOL):1時間足中期HMA下抜けで再び142ドルを試す展開も
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAで反発を確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 100,000ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直上
ビットコイン(BTC)は現在、101,900ドル付近を推移している。本日に入り1時間足長期HMAを明確に下抜けて以降、急落が発生し、一時は100,500ドルを割り込む場面も見られた。この下落の背景には、トランプ前大統領に関する報道が影響したとの見方もあるが、明確な因果関係は確認されていない。
今回の下落により、価格は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドを大きく下回る水準まで到達しており、短期的な反発が発生している状況である。ただし、日足および4時間足MACDの動きからは、依然として下落圧力が強いことが読み取れる。このため、1時間足中期HMA付近までの戻しが確認されれば、再度の下落を狙った短期ショートが有効と考える。
エントリーの目安は1時間足中期HMAでの反発確認後、利確は心理的節目でもある100,000ドル付近を想定したい。仮に中期HMAまで戻らずに短期HMAを再度明確に下抜けた場合でも、浅い押し目からの売りが成立する可能性があるため、柔軟な対応が求められる。
中長期的には、現在の下落が継続した場合、日足長期HMAや日足一目均衡表雲付近まで価格が下落する展開が想定される。これらのラインに接近した際の攻防が、次の大きなトレンド転換の判断材料となるだろう。反発が確認されれば上昇再開の可能性がある一方で、明確に下抜けた場合は93,500ドル付近までのさらなる下落も視野に入れておく必要がある。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAで反発を確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,400ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直上
イーサリアム(ETH)は現在、2,400ドル付近を推移している。1時間足では長期HMAを下抜けた後、同ラインがレジスタンスへと転換し、急落に至った。この下落はビットコインの急落に連動したもので、相関性の強い値動きが見られた。また、価格は一時的に4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近まで到達し、短期的な売られすぎの状態となっている。
現状、価格は一旦下げ止まりの動きを見せているが、4時間足MACDはマイナス圏を維持し、日足MACDも下落傾向にあることから、戻りを作った後に再び下落する可能性が高いと判断される。したがって、短期的には1時間足中期HMAでの反発を確認した後に再下落を狙ったショートエントリーが有効だと考えられる。
利確の目安は直近安値となる2,400ドル付近で、損切りは1時間足中期HMAの直上に設定することが適切である。なお、戻りが浅く中期HMAまで価格が達しない場合でも、短期HMAの再下抜けが確認できればエントリーを検討する余地がある。
中期的な視点では、2,400ドルの下抜けと4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションが発生した場合、次のターゲットは2,100ドル付近となる。この水準は過去の支持帯でもあり、意識されやすい価格帯である。さらに、長期的には2,100ドル付近に位置する日足長期HMAでの攻防が今後の方向性を左右する重要な節目となる見通しだ。反発が確認されれば下落の一服も考えられるが、明確な下抜けが起きた場合はさらなる下落に警戒が必要だろう。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAで反発を確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.04ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直上
リップル(XRP)は現在、2.10ドル付近を推移している。日足短期HMAを下抜けた後に大きく下落し、日足一目均衡表雲の下端も割り込んだ。また、4時間足では直近安値も更新しており、下落基調が明確となっている。
足元では、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドを下抜けた影響で一時的に価格が戻されているが、4時間足および日足のMACDがともにマイナス圏にあり、なおかつ4時間足ボリンジャーバンドがエクスパンションを開始している点からも、下落の勢いは継続中と判断できる。
短期的には、1時間足中期HMAで反発が確認された後、2.04ドル付近までの再下落を狙うショートエントリーが有効と考える。エントリーポイントは中期HMAでの反落確認後とし、利確は直近安値付近、損切りは中期HMA直上が目安となる。
中長期的な視点では、下落が継続した場合に1.95ドル付近に位置する日足ボリンジャーバンドロワーバンドまでの調整も視野に入る。今後は一旦の押し目を挟みつつも、売り優勢のトレンドが続く可能性が高く、特に1.95ドルの攻防が次の大きな節目となるだろう。反発が見られない場合は、さらに一段の下落に警戒したい。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAで反発
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足長期HMA付近(142.0ドル付近)
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMAもしくは1時間足長期HMA直上
ソラナ(SOL)は現在、146.20ドル付近を推移している。1時間足では長期HMAを明確に下抜け、その後は下位足で下降トレンドを描きながら、日足長期HMAと4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが重なるサポートライン(142.0ドル付近)まで下落。その水準で一旦反発している状況だ。
現時点では、日足および4時間足MACDがともに下落基調を示しており、依然として下落圧力が残っていると考えられる。ただし、1時間足MACDにおいてはデッドクロスが形成されており、短期的には戻りを伴った値動きとなる可能性が高い。押し目候補としては、1時間足長期HMAが意識されやすく、同ラインを起点とした再下落には注目しておきたい。
エントリーポイントは、1時間足長期HMAで反発を確認し、その後に中期HMAを再び下抜けた場合とする。利確目安は直近安値でもある142.0ドル付近、損切りは反発起点となる1時間足中期または長期HMAの直上に設定する。とはいえ、現在の価格は日足一目均衡表雲内にあるため、値動きの振れ幅が大きくなるリスクがある点には十分な注意が必要である。
中長期的には、日足長期HMAを明確に下抜けするかどうかが今後の方向性を分ける分岐点となる。仮にこのラインを割り込み、1時間足レベルでの下降トレンドが継続する場合、次のターゲットは日足ボリンジャーバンドロワーバンドが位置する130ドル付近まで広がる可能性がある。反発が弱い場合やファンダメンタルズ悪化が加われば、下落トレンドが本格化する可能性が高まる点に留意すべきだ。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7