ビットコイン
BTCは8万ドル付近からの強い売り圧力により続落し、30日には3日連続の陰線を確定した。年内に10万ドルを超えるのは絶望的だという見解や、直近の上昇がフェイクブレイクだという見立てなど、非常にネガティブな意見が多く確認されている。
年内10万ドル突破は絶望的か
暗号資産(仮想通貨)トレーダーのKilla氏は30日、自身のXにて「年内に10万ドルを超えて本格的な上昇トレンドへ入る可能性は間違いなく0%だ」と非常に弱気な見通しを投稿した。
その根拠として挙げられているのが、市場参加者の心理状態だ。現在でも約42%の人が「年足は最終的に陽線になる」と考えており、依然として強気への期待感が強い。これは、市場心理が本当の意味での“投げ売り”や“完全な悲観相場”に達していないことを示している。
歴史的に見ると、本格的な底は、多くの参加者が完全に希望を失ったタイミングで形成されるケースが多い。そのため、まだ一定数が強気を維持している現状では、最終的な底打ちは完了していないというのがKilla氏の見立てだ。
特に今後90日間は、急騰と急落を繰り返しながら、多くのトレーダーを振り回す展開になりやすく「最終的には再びビットコインが6万ドルを割り込む可能性が高い」とKilla氏は締めくくった。
直近の上昇がフェイクブレイクの可能性
仮想通貨トレーダーのbee氏は30日、自身のXにて「ビットコインの直近の上昇は、フェイクブレイクである可能性が高い」との見解を示した。
現在のビットコイン市場は、レジスタンス上(7万6,000ドルより上の価格帯)に溜まっていた流動性を回収する動き、いわゆる「流動性狩り」をほぼ予定通り完了しつつある。
価格は一度レジスタンスを上抜け、多くのショートの損切りを巻き込んだ後、すでに失速し始めている。この動きは典型的なフェイクブレイクの形であり、上昇に見せかけてから反転するパターンとして警戒されている展開だ。
さらに本日、FOMCの政策金利発表が発表されたが(3.5~3.75%に据え置き)、過去の統計では、このイベントの後48時間以内にビットコインが下落するケースが非常に多い。
加えて、2日後にはFRB議長交代に関する移行プロセスが始まる予定となっており、FRBの体制変更期が市場に強い不確実性を与える可能性が高い。
つまり現在は、「テクニカル的なフェイク上昇の完了」と「マクロイベントによる不安定さ」が重なる、市場にとって非常にネガティブな状況だ。
こうした局面では、それまでゆっくり進んでいた相場が、一気に大きく動き出すケースが多い。その状況を踏まえ「急落に備えよ」とbee氏は締めくくった。
相場に絶対はないが、Killa氏の言うように、ビットコイン市場がまだ完全な悲観ムードに到達していないのは事実なため、今後もさらなる下落に警戒が必要な局面なのは確かだ。またbee氏が言うように短期的にも2つの不安要素が重なっているため、リスク管理を徹底しておくべき局面と言える。
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