米イーサリアム投資企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(NYSE:BMNR)は8日、126,971 ETH(約341億円相当)を追加購入したと発表した。同社の暗号資産(仮想通貨)や現預金などを合わせた総資産額は96億ドル(約1.5兆円)規模に上り、長期投資に向けた蓄積を進めている。
目標達成率92%を記録、巨大化するイーサリアム保有量と資産詳細
今回の追加購入で同社のイーサリアム
ETH総保有量は約554万枚となり、総供給量の4.59%を占める規模となった。これにより、同社が掲げるイーサリアム総供給量5%の取得目標(「5%の錬金術」)の92%を達成したこととなる。目標達成にはあと約49万ETHが必要となる。
発表によると、7日時点での同社のポートフォリオは、以下のように構成される。
- 5,543,872 ETH(約1.4兆円)
- 204 BTC(約20億円)
- 著名YouTuberのMrBeastが設立した「ビースト・インダストリーズ」の持分1.8億ドル(約288億円)
- OpenAIの未公開株を保有する「エイトコ・ホールディングス」への出資分8,800万ドル(約140億円)
- 2億4,700万ドル(約395億円)の現金
リー会長による市場分析と今後の見通し
同社は発表内で、暗号資産Zcash(ジーキャッシュ)の脆弱性発覚と修正が公表された後、市場全体で広範な売りが発生したと言及している。トム・リー会長はこの市場の動きについて「表面的な反応に過ぎない」と指摘し、現在の価格下落は悲観するような材料ではないとの見解を示している。
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リー会長は、AI技術の向上に伴い、既存の金融システムや脆弱なプロトコルの欠陥が露呈しやすくなると予測している。その結果、自律型AIの脅威からユーザーを保護するために、イーサリアムのような堅牢で分散化されたブロックチェーンの需要がむしろ高まると同氏は述べている。
このため同氏は、イーサリアムの価格が下落圧力にさらされるべきではなく、現在の価格低下はイーサリアムの強固な基盤を反映していないと主張している。今回の追加購入もこの考えに基づくものであり、現在はまだ暗号資産市場の強気相場の初期段階にあると同氏は分析している。
イーサリアム価格が下落する中、さらに買い増しを進める戦略は、典型的な反転期待のナンピン買いと言える。総供給量の5%に迫る集中投資は、市場回復時には巨額の利益をもたらすが、下落トレンドが長期化した場合は評価損がさらに拡大し、同社の財務を逼迫するリスクを孕んでいる。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=160.1円、1 ETH=269,000円、1 BTC=10,158,098円)



