マイナウォレット株式会社と三井住友カード株式会社は21日、マイナンバーカードを活用したステーブルコイン決済の実証実験第2弾を、4月25日に北九州メッセで実施すると発表した。ライジングゼファーフクオカのホームゲーム会場で、日本円ステーブルコインJPYCによる実店舗決済を検証する。
マイナンバーカードがそのままウォレットに、ステラ端末でタッチ決済
仕組みはシンプルだ。来場者がマイナンバーカードで本人確認を行うとJPYCが付与され、会場の売店で三井住友カードのステラ端末にカードをタッチするだけで決済が完了する。裏側ではブロックチェーン上でJPYC残高の移転が実行される。
第2弾では3つの新機能が加わった。まず、本人確認時の情報を活用して福岡県在住者に追加JPYCを自動付与する仕組みを導入。デジタル地域通貨や給付金配布への応用可能性を探る狙いだ。
次に、ハーフタイムまでに決済した来場者へ先着で追加JPYCを付与する「プッシュ型インセンティブ」を導入。さらにiPhoneのマイナンバーカードによるタッチ決済にも新たに対応し、実物カードとの決済スピード差を比較検証する。
なお、JPYCを発行するJPYC株式会社は4月20日、シリーズBセカンドクローズで28億円の追加資金調達を発表している。累計調達額は約46億円に達する見込みで、資金面の拡充と並行してユースケースの実証が加速している格好だ。
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将来的には、訪日外国人がUSDCなど海外ステーブルコインをステラ端末経由で日本国内の実店舗決済に利用できるスキームも検討している。マイナンバーカードによる国内居住者向け決済と、暗号資産を用いたインバウンド決済の両輪で、次世代のデジタル決済インフラ構築を目指す構えである。




