ハイパーリキッドのエコシステムに特化したデジタル資産トレジャリー企業であるハイパーリキッド・ストラテジーズ(ナスダック:PURR)は7日、2026年3月31日を末日とする第3四半期および9ヶ月間の財務・事業結果を発表した。9ヶ月間で1億6,540万ドル(約259億円)の純損失を計上したことが明らかになった。
HYPE保有量は2,000万トークンに拡大、エコシステムとの連携を強化
同社が発表した9ヶ月間の財務ハイライトによると、純損失の主な要因はHYPE
HYPEトークンの未実現損失6,400万ドル(約100億円)だ。さらに、旧ソネット事業の取得に関連する一時的なIPR&D(仕掛研究開発)償却費用3,560万ドルや、繰延税金費用の増加6,050万ドルが影響した。一方で、ステーキング収益として310万ドル、金利収益として190万ドルを得ている。
純損失を計上したものの、同社はHYPEトークンへの資本投下を積極的に進めている。2025年12月の設立以来、2億1,600万ドルを投じて約730万HYPEトークンを取得し、2026年4月29日時点での合計保有量を2,000万HYPEにまで増加させた。また、1,050万ドルを投じて約300万PURRシェアの自社株買いを実施している。残余キャッシュは1億300万ドルと強固な財務基盤を維持しており、株主資本は7億4,350万ドルで無借金経営を続けている。
ハイパーリキッドエコシステム自体は堅調な成長を見せている。年間9億ドル超の手数料を生成し、日次取引量は数十億ドル規模に達している。特にHIP-3によるRWA(現実資産)パープス(無期限先物)が急成長しており、銀や原油など140以上の非暗号資産パープスが上場した。ポートフォリオマージン(クロスマージン)やアウトカムマーケット(予測市場・オプション・保険)などの新機能も導入され、プロトコルの堅調なパフォーマンスがHYPEトークンの大幅な買い戻しにつながっている。
同社のデービッド・シャミスCEOは、「今四半期は、HSIをHYPEへの資本効率の高い公開投資手段として確立する上で意義深い進展があった。旧バイオテク事業の大部分の処分を完了し、ハイパーリキッドの主要デプロイヤーであるユニット(Unit)とのバリデーターパートナーシップを発表した」と成果を強調した。さらに、「ステーキング収益の成長とともに、ハイパーリキッドのデフレメカニズムとエコシステム拡大への連携を深めた。新機能が持続的な成長と手数料創出の可能性を高める中、ハイパーリキッドの軌跡に非常に楽観的だ」と今後の展望を語っている。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.61円)




