仮想通貨チャート分析
ビットコイン(BTC):4時間足長期HMAを価格が上抜けするまでは短期で下落する可能性あり

ビットコイン(BTC)は昨日(2月28日)78,089.67ドルまで下落したが反発し、84,000ドル付近まで回復した。現在価格は4時間足中期HMAの上にあり、4時間足MACDがゴールデンクロスしていることから中期的な下落リスクは低くなったと考えてよいだろう。
しかし、価格上部には日足短期HMA、4時間足長期HMAが控えていることから、日足短期HMAもしくは4時間足長期HMAを起点に下落を再開する可能性は考慮する必要がある。
ただし、日足短期HMAは日足ボリンジャーバンドロワーバンドとの距離が近いため、日足短期HMAを起点に下落した場合は大きな下落とならないと推測する。
イーサリアム(ETH):下落の勢いは減少するも引き続き警戒が必要

イーサリアム(ETH)は昨日(2月28日)、日足で確認できる安値ライン(2,092.98ドル付近)で大きく反発した。反発したポイントでは日足ボリンジャーバンドロワーバンドに価格が触れており、4時間足MACDがデッドクロスしていることから、下落の勢いは減少していると推測できる。
ただし、価格は4時間足中期HMAの下にあるため、今後、4時間足中期HMAを起点に安値ライン(2,092.98ドル付近)まで再度下落する可能性は残っている。
ソラナ(SOL):中期的な下落回避、今後レンジ相場に移行か

ソラナ(SOL)は4時間足でダイバージェンスと思われる値動きとなっており、短・中期的な下落勢いは減少していると判断できるチャート配置となっている。現在、4時間足長期HMAで上昇を止められているが、再度下落したとしても120.31ドル付近で止まると推測する。
日足レベルで確認すると、120.31ドルから110.44ドルのゾーンを下限、160.84ドルから115.30ドルのゾーンを上限とした価格帯はレンジ相場となりやすいと思われるため、今後、この価格帯をどちらに抜けるかで相場の方向性が決まると予想する。
リップル(XRP):下落したとしても1.9545ドルから1.7633ドルの価格帯付近まで

リップル(XRP)は1.9545ドル付近で反発し、現在は4時間足中期HMAを価格が上抜けしている。しかし、ボリンジャーバンドで反発やMACDのダイバージェンス等明確な下落勢いの減少を表すサインが出ていないため、直近では日足短期HMA付近で下落に転じる可能性が残っている。
ただし、日足短期HMA付近で下落に転じたとしても4時間足・日足ボリンジャーバンドロワーバンドがある1.9545ドルから1.7633ドルの価格帯付近までの限定的な下落となると推測する。
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使用インジケーター
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫