暗号資産(仮想通貨)取引所大手コインベースのブライアン・アームストロングCEOは10日、ブルームバーグ・テレビジョンの番組で、ビットコイン(
BTC)は今回のサイクルで底を打ったとの見方を示した。「今サイクルにおけるビットコイン価格の底は見たと個人的には考えている」と述べている。

ビットコインは「デジタルゴールド」、4年周期の一局面との認識
同氏は、次の半減期を迎えるまでの今後1〜2年で上昇基調に入るとの見通しを語った。暗号資産全体はビットコインよりも広がりがあるとして両者を分けて考える必要性を指摘したうえで、ビットコインを「デジタルゴールドのようなもの」と表現している。
この1年ほどは下落が続いたものの再び上昇し始めており、4年周期を繰り返すビットコインにとっては通常の動きだとした。
ビットコインは11日午前時点で約7万6,728ドルと、2025年10月6日に記録した過去最高値12万6,080ドルから約39%低い水準にある。
Baseのステーブルコイン決済は前年比700%増
一方で同氏は、暗号資産が決済をはじめ金融システムのあらゆる側面を刷新しつつあると強調した。自社が手がけるブロックチェーンのBase(ベース)では、ステーブルコイン決済が前年比700%増となり、決済総額で最大のブロックチェーンになったという。
ステーブルコインの市場規模は2030年までに3兆ドルに達するとの予測に言及した。このほか、アプリ内の予測市場が四半期ごとに約100%成長していること、今年これまでに約1億6,500万件あったエージェント型の決済の9割超がベース上で処理されていることを挙げた。
収益構造については、現在およそ半分が取引高に由来し、その内訳も株式や商品、為替などへ多様化していると説明した。残る半分はサブスクリプションとサービスによるもので、USDCが大きな比重を占めるという。
同氏は、ビットコイン価格が下がる局面でも急成長した分野があるとして、収益の多様化を進め「あらゆる市況で機能する会社」を目指してきたと説明する。2027年に向けて確信を持つ分野として挙げたのは決済、トークン化、予測市場、エージェント型金融の4つで、いずれも価格の変動に左右されにくい。底打ちの見立てに関心が集まる一方で、同社の軸足は価格サイクルから離れつつある。
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