仮想通貨チャート分析
ビットコイン(BTC):中長期はHMAを上限とした横ばい相場に移行か

ビットコイン(BTC)は本日に入ってから上昇に転じ、日足短期HMA、1時間足長期HMAを上抜けした。この値動きで短期的な下落勢いは減少していると判断できる。
しかし、現状4時間足長期HMAで上昇を止められているため、日足短期HMA、1時間足長期HMAを下抜けする値動きを見せた場合は78,089.67ドル付近まで下落する可能性がある。
だが、現在4時間足ボリンジャーバンドが急速に収縮してきていることから、今後下落したとしても大きな下落とはならず、4時間足長期HMAもしくは日足中期HMAを上限とした中期的な横ばい相場に移行する可能性が高いと推測する。
イーサリアム(ETH):2,002.82ドルから1,902.51ドル付近が下限

イーサリアム(ETH)は1時間足および4時間足MACDから下落勢い減少を読み取れるため、短中期的な下落リスクは少なくなっていると推測できる相場となっている。
現状、日足短期HMAで上昇を止められているため短期的な下落の可能性はあるが、4時間足ボリンジャーバンドが収縮し続けていることから、今後、2,002.82ドルから1,902.51ドル付近を下限とした中期的な横ばい相場に移行する可能性が高いと予測する。
ソラナ(SOL):日足中期HMA付近までは横ばい相場の可能性高い

ソラナ(SOL)は現在4時間足長期HMAを上抜けし、1時間足長期HMAに上昇を阻まれているチャート配置となっている。現状のチャート配置と日足MACDがデッドクロスしている状態から直近での下落の可能性は低いと判断できる。
しかし、日足レベルでは下降の押し目を形成している途中と考えられる値動きとなっているため、日足中期HMAに価格が近づき、日足中期HMAを起点に下落の値動きとなった場合は長期的な下落が再開される可能性が高いと推測する。
リップル(XRP):日足レベルで方向感がない相場が続くと予想

リップル(XRP)は日足短期HMA、4時間足長期HMAに支えられた状態から若干上昇し、現在は日足中期HMAを上抜けした。この値動きにより短・中期での下落の可能性は低くなったと判断できる。
だが、価格上部には日足長期HMAが控えていることから上昇傾向とは言えず、現状は日足レベルで方向感がない相場と考えたほうが良いチャート配置だ。
今後、短期的な上昇の値動きはあると思われるが、不安定な値動きになると予想される。そのため、日足長期HMAを価格が上抜けするまでは積極的にポジションを持つことは控えたほうが賢明だろう。
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使用インジケーター
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫