ビットコイン
BTCは11日、日本時間午前7時台に一時8万2,000ドルを超えたものの、午後0時台には8万509ドルまで下落した。前日の日足は陽線となっており、強気姿勢が見られる一方、一部トレーダーからはさらなる下落を警戒する声も出ている。
過去ケースでは一度目の反発がダマしに
暗号資産(仮想通貨)トレーダーのNoName氏は11日、自身のXにて「ビットコインは今後、もう一段下落する可能性がある」との見解を示した。
直近のビットコインの動きは、過去サイクルの特徴的なパターンと非常に似通っている。
これまでのサイクルでは「前回の最高値(ATH)が、次のサイクルでは底のゾーンとして機能する」という傾向が繰り返されてきた。たとえば、2017年の約1万9,700ドルの高値に対して、次の弱気相場では約1万6,400ドル付近で底を形成している。
同様に、2021年の最高値である6万9,000ドルに対して、次のサイクルではその少し下にあたる5万2,000ドル〜5万8,000ドル付近が底値ゾーンになったとの見方を示した。
さらに同氏が警戒しているのは、その価格帯での値動きのパターンだ。過去サイクルでは、底値ゾーンに到達した後に一度反発するものの、その上昇は“ダマし上げ”に終わり、その後に再び下落して新たな安値を付ける流れが繰り返されてきたという。
過去パターンから考えると、今回も同じように「一度支えられて反発 → その後にもう一段の下落」という展開になる可能性がある。加えて同氏は、現在のマクロ環境についても調整を示唆しているとして、下方向リスクへの警戒感を示した。
「現在は新たな安値に備えるべき局面だ」とNoName氏はトレーダーに向けて警鐘を鳴らした。
出来高不足で底打ちに慎重論
暗号資産トレーダーのAralez氏は11日、自身のXにて「ビットコインはまだ底を形成していない可能性が高い」との見解を示した。
Aralez氏は、多くの市場参加者が「底はすぐ形成される」と考えがちだと指摘する一方、実際にはそのようなケースは少ないとの見方を示した。その上で、本当の底には「爆発的な出来高を伴う投げ売り局面」が必要だと主張している。2022年から2023年にかけての底形成局面では、投げ売りによる急激な出来高増加が確認されていたという。
しかし今サイクルでは、明確な出来高の急増や、市場の降伏を意味する「最終的な投げ売り局面」がまだ発生しておらず、本当の底に到達していない可能性がある。
以上の理由から「直近の反発に釣られて買いに入るのは避けるべきだ」とAralez氏は結論づけた。
NoName氏、Aralez氏ともに、現在の上昇は一時的な反発に過ぎない可能性があるとの見方を示している。現在はアルトコインが急騰していることもあり、全体的に強気に傾いているが、そんな時こそ下方向へのリスクに警戒を強めるべきだろう。
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