ビットコインは13日、引き続き上値の重い展開が続いており、執筆時点では8万ドル前半で推移している。マクロの視点から見ると、ビットコインが再び下落局面に入る可能性が指摘される一方で、短期的には8万4,000ドルまでの上昇余地があるという分析も確認されている。
ドル指数上昇が下落局面突入のきっかけに
暗号資産(仮想通貨)トレーダーのLP氏は13日、自身のXにて「ドル指数(DXY)との関係から見て、ビットコインが下落局面に移行する可能性が高い」との見解を示した。
DXYは10年単位の長期トレンドライン付近で底固めのような動きを見せており、過去パターンと非常によく似た構造を形成している。一方でビットコインは、局所的な高値圏に接近しており、両者が逆の位置関係にあることが確認できる。
これまでのサイクルでは、ビットコインが天井をつけた後にDXYが上昇へ転じるパターンが繰り返されてきた。つまり、ビットコインのピークとドルの上昇は時間差で連動しており、その流れが今回も再現される可能性がある。
ビットコインはすでに約7か月前に高値をつけたとされる一方で、DXYはまだ過去のような明確な上昇トレンドに入っていないため、「遅れ」が解消される形で、今後ドルが本格的に上昇する展開が考えられる。
この相関関係が引き続き機能する場合、ビットコインは徐々に下落フェーズへ移行し、同時にDXYは新たな上昇トレンドへ入るだろう。「ドルの強さは、ビットコインの弱気相場を意味する」とLP氏は締めくくった。
短期的には8万4,000ドルまで上昇余地か
仮想通貨トレーダーのMax Trades氏は13日、今後の短期的なトレード戦略について、自身の見解を共有した。
現在のビットコインは、短期的な流動性を狙ったトレード戦略が機能しやすい局面にある。
まず注目すべきは、7万9,100ドル付近の直近安値だ。この価格帯より下にはここ数日で溜まった流動性が集中している。そのため、一度この水準を下抜けてストップを巻き込む動き、いわゆる「安値のスイープ」が発生する可能性が高い。
その後重要なのは、安値を割った直後に再び元のゾーンへ価格が戻れるかどうかだ。もし素早く回復し、グレーゾーンから上に価格が戻るようであれば、それは強い買いのサインとなり、ロングを狙う根拠となる。
その際、最初のターゲットとなるのは、流動性が溜まっている直近の高値付近となる。さらに勢いが続けば、次の目標として意識されるのは8万4,000ドル付近の価格帯だ。この水準にはCMEギャップが存在しているため、最終的に埋めにいく可能性が高いだろう、とMax Trades氏は結論づけた。
LP氏が指摘するように、今後DXYが上昇する局面に入れば、過去のケースから見てもビットコインが再び弱気局面に移行する可能性がある。ただ、Max Trades氏の分析によれば、一度CMEギャップを埋めに行く展開が発生しやすいため、短期的には8万4,000ドルまでの上昇余地が残されている。
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