現実資産(RWA)のトークン化を手がけるOndo Finance(オンド・ファイナンス)は11日、同社が運営するトークン化証券プラットフォーム「Ondo Global Markets(オンド・グローバル・マーケッツ)」のTVL(預かり資産総額)が10億ドルを突破したと発表した。2025年9月のローンチから8ヶ月未満での達成となり、トークン化株式プラットフォームとしては初の大台到達となる。
取引量180億ドル超、トークン化株式市場でシェア70%を獲得
Ondo Global Marketsは現在、260以上の米国株およびETFをソラナ、イーサリアム、BNBチェーン上で提供しており、バイナンス、ビットゲット、メタマスク、Blockchain.comなどのウォレットや取引所を通じてアクセスできる。累計取引量は180億ドルを超え、保有者は数万アドレスに達している。
オンド・ファイナンスによると、トークン化株式発行者の中で70%超の市場シェアを確保しており、EU・EEA30カ国でトークン化株式・ETFの提供に関する規制承認も取得済みだ。同社の社長イアン・デ・ボード氏は「10億ドルのTVL達成は、世界の投資家が米国株式への24時間アクセスを求めているという仮説を裏付けるものだ」とコメントしている。
ハイパーリキッドのHyperEVMにトークン化株式35銘柄を展開
同日、オンド・ファイナンスはLayerZero(レイヤーゼロ)を基盤とした「オンド・ブリッジ」を通じ、トークン化株式をハイパーリキッドのHyperEVMへ展開したことも発表した。イーサリアムおよびBNBチェーンからHyperEVMへ、SPYon、QQQon、NVDAon、TSLAon、GOOGLonを含む35銘柄のトークン化株式・ETFを転送できるようになった。
ハイパーリキッドは暗号資産市場で最大級の分散型パーペチュアル取引プラットフォームであり、今回の連携によりトレーダーはトークン化株式のスポットポジションとパーペチュアル先物を組み合わせた高度な戦略が可能になる。ベーシストレード、ファンディングレート裁定、デルタニュートラルヘッジなど、従来フルオンチェーンでの実行が難しかった手法に道を開く。
なお、Felix Protocol(フェリックス・プロトコル)はすでにHyperEVM上で250以上のオンド・トークン化米国株へのアクセスを提供しており、Melt Finance(メルト・ファイナンス)とともに今回のブリッジを活用した最初のプロトコルとなる。
関連:オンド、フランクリン・テンプルトンのETF5銘柄をトークン化
関連:オンド・ファイナンスへの米SEC調査、告発なしで決着──RWAトークン化の適法性確認
関連銘柄:
ONDO
HYPE
ZRO




