- リップル(XRP):2.7ドルの攻防続く、上抜けなら2.83ドルまで上値余地
- ビットコイン(BTC):116,000ドルの節目が焦点、突破で118,500ドルを試す動き
- イーサリアム(ETH):4,230ドル上抜けと4Hバンド拡大が重なれば上昇波強化
- ペペコイン(PEPE):日足中期HMAが再び上値抵抗に、下押し継続の可能性
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 2.7ドル付近を明確に上抜け
- 1時間足レベルでレジサポ転換、もしくは上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.83ドル付近
- 損切り目安:
- 2.7ドル直下、もしくはエントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在、2.61ドル付近で推移している。本日早朝に強い下落が見られたものの、26日ごろから続くレンジ下限を下抜けせずに下げ止まる動きとなっている。
昨日、1時間足長期HMAを下抜けしたことで短期的な下落圧力は依然強いと考えられるが、レンジ下限および日足短期HMAを維持している点から、上昇への可能性も残されている。しかし、上昇を判断するためには2.7ドル付近のレンジ上限を明確に上抜けし、1時間足レベルでレジサポ転換、または上昇のダウ理論が成立することが条件となる。これらの条件が揃えば、2.83ドル付近までの中期的な上昇が期待できるだろう。
一方で、日足短期HMAを下抜けした場合は、短期的な上昇シナリオはいったん中止となる。ただし、日足レベルでは上昇の押し目形成段階と判断できるため、日足中期HMAを明確に下抜けしない限り、日足長期HMA付近までの上昇を視野に入れた買い目線を維持する戦略が有効と考えられる。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA上抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 116,000ドル付近を明確に上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足長期HMA付近(118,500ドル~119,000ドル)
- 損切り目安:
- 116,000ドル直下、もしくはエントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、112,500ドル付近で推移している。前日、116,000ドル付近のレジスタンスラインを試すも上抜けに失敗し、日足中期HMAを下抜けして一時的な調整局面に入った。ただし、現状は日足短期HMAおよび4時間足長期HMAの上に位置し、下値を支えられているため、急落には至っていない。
1時間足では上昇トレンドがいったん終了しているが、下部には4時間足長期HMAと一目均衡表の雲が控えており、下落圧力は限定的と見られる。しかし、再び上昇へ転じるためには、1時間足長期HMAを明確に上抜けし、1時間足レベルで上昇トレンドを形成しながら116,000ドルを突破する必要がある。この条件が整えば、日足長期HMA付近(118,500ドル〜119,000ドル)までの上昇を狙うことができるだろう。
一方、下落勢いが増し4時間足長期HMAを下抜けした場合は、116,650ドル付近まで下落すると思われる。そのため、現状はどちらに動いても対応できる準備をするとともに、不安定な状態であることを認識し、確実なポイントでポジションを持つことを心掛けたい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4,230ドルを上抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足長期HMA付近(4,500ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、4,000ドル付近で推移している。昨日は短期的な下落トレンドを形成し、日足短期HMAおよび中期HMA付近で下げ止まる動きとなっている。
現状、この水準を維持できれば再び上昇の可能性が残るが、4時間足ボリンジャーバンドのアッパーバンドが位置する4,230ドル付近は抵抗帯として機能しており、バンド幅も収縮傾向にある。そのため、上昇へ転じるためには4,230ドルを明確に上抜けし、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴う強い上昇が必要となる。4時間足でのエクスパンションが確認され、同時に1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立するようであれば、日足長期HMAが位置する4,500ドル付近までの上昇を狙ったロングポジションを検討できるだろう。
一方で、日足中期HMAと4時間足長期HMAを下抜けした場合は、3,670ドル付近までの下落を想定する必要がある。相場は依然として方向感に乏しく、上昇・下落どちらにも動く可能性を持つため、ロング・ショート双方の戦略を柔軟に想定しておきたい局面である。
ペペコイン(PEPE)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足中期HMA付近を起点に下落となり、4時間足一目均衡表雲を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(0.0000066ドル付近)
- 損切り目安:
- 4時間足一目均衡表雲下端の直上
ペペコイン(PEPE)は現在、0.0000069ドル付近で推移している。直近数日は下落基調ながらも日足中期HMAに支えられていたが、本日早朝の強い下落によりこのラインを下抜けした。現在は日足中期HMAに上値を抑えられる形となっており、上昇への転換は限定的な状況だ。
現状、4時間足一目均衡表雲の下端付近で下げ止まり反発しており、この水準が一時的なサポートとして機能していると見られる。しかし、日足中期HMAを下抜けしたことで中長期的な売り圧力が強まる可能性が高く、今後日足中期HMAを起点に再び下落し、4時間足一目均衡表雲を明確に下抜けした場合には、短期的に4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(0.0000066ドル付近)までの下落が想定される。
さらに、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションが発生した場合には、押し目形成後に4時間足長期HMA付近まで下落する展開も考えられる。長期的には、4時間足長期HMAを下抜けしない限り本格的な下落トレンド入りとはならないものの、日足レベルでは依然として下落トレンドが継続していると判断できる。そのため、日足中期HMAを明確に上抜けするまでは、短・中期の下落を狙ったショート戦略が有効な局面と言えるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7




