ガロア・キャピタル、SECと和解で22万5000ドルの違約金支払い

ガロア・キャピタル、SECからの顧客資産管理に関する告発を受け和解へ
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目次

ガロア・キャピタルがSECより提訴、22万5000ドルの違約金支払いに応じる

暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンド・アドバイザーである「Galois Capital(ガロア・キャピタル)」は4日、顧客資産を適切に保管していなかったとしてSEC(米国証券取引委員会)より提訴されていたが、自社の投資家に対して22万5000ドルの違約金を支払う形で和解に至ったことが明らかとなった。

今回の提訴の要因となったのは、ガロア・キャピタルが行っていた顧客資産の管理方法だ。SECが定める顧客保護規則によると、顧客資金を保管する企業については登録ブローカーディーラーや金融機関など、カストディアンでの保管が義務付けられている。

しかし、ガロア・キャピタルは適格外のカストディアンである「Fireblocks(ファイヤーブロックス)」を利用しており、さらに2022年に破綻した暗号資産取引所「FTX」を含む、複数の仮想通貨取引所のオンライン取引口座にて顧客資金の一部を保管。FTX破綻の際には、運用資金の約半分を失ったこともSECの調査によって明らかになっている。

ガロア・キャピタルは今回のSECによる調査結果を認める・否定することもなく和解に合意したことを発表したうえで、「Fireblocksが最適なソリューションであり、最も安全な資産管理方法であると信じていた」と投稿している。

またSECは、ガロア・キャピタルがファンド投資家への償還に関する通知期間について誤解を与えていたことも指摘。特定の投資家に対しては償還に対して「月末までに最低5営業日の通知が必要」である点を説明していたが、他の投資家に対してはより短い通知期間での償還を許可していたとのことだ。

SEC執行部門の資産管理ユニットの共同責任者であるCorey Schuster氏は、「顧客保護規則に違反することで、ガロア・キャピタルは、暗号資産を含むファンド資産が失われたり、誤用されたり、横領されたりするリスクに投資家をさらしました」と述べており、規則違反する企業に対して責任を追求し続ける姿勢を強めている。

情報ソース:SEC Press Releases / Galois Capital公式X

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この記事を書いた人

仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。

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