著名な投資家ピーター・シフ氏は18日、ビットコイン(
BTC)の反発についてXで言及し、長期保有者にとって「もう一度売る機会」だとの見方を示した。同氏は6万5,000ドルをレジスタンスと位置付け、同水準を上回る上昇余地は限定的だと主張している。
下値余地を意識、6万5,000ドル付近での攻防続く
シフ氏は投稿で、「なぜ今日ビットコインが売られなかったのか分からない」と述べ、足元の価格を何が支えているのか疑問を呈した。今回の反発について具体的な要因は示していない。
そのうえで、6万5,000ドルより上には「大きな上昇余地はない」とする一方、下方向には「かなりの余地がある」と指摘。現在の水準からは下落リスクの方が大きいとの見方を示している。
ビットコインは7月初旬に6万ドル前後まで下落した後に持ち直したものの、7月後半以降は6万5,000ドル前後で上値を抑えられた。直近では再び6万4,000ドル台まで値を戻している。

チャート上では、シフ氏が挙げた6万5,000ドル付近が直近の上値として意識されているように見える。この水準を明確に上抜けられるかは、足元のレンジ相場から抜け出すうえでの焦点となりそうだ。
反発に弱気なシフ氏、企業保有の動きと温度差
シフ氏の投稿の前日には、企業のビットコイン保有を巡る動きも報告されている。ストラテジー会長のマイケル・セイラー氏は17日、8月16日時点のBTCリザーブが840,447BTCであることを含む最新の準備資産状況をXで報告した。
投稿によると、同社はUSDリザーブを1億5,000万ドル(約239億円)増額したほか、STRCを1億3,200万ドル(約211億円)分買い戻したという。これにより、8月16日時点のUSDリザーブは48億ドル(約7,661億円)となった。
シフ氏がビットコイン保有者に売却を促す一方、ストラテジーは今回の財務報告でも売却の動きは見せず、依然として大規模な保有を継続している。同氏が「何が価格を支えているのか」と疑問を呈するなか、主要保有企業の姿勢も市場を見るうえで確認材料のひとつとなりそうだ。
今後もシフ氏の示すレジスタンス付近での価格推移に注目しながら、ストラテジーをはじめとする大口保有者や金利・株式市場などのマクロ環境も確認していきたい。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.6円)




